サクラバクシンオー産駒の快速娘が、電撃の舞台で躍動する。
ベルカントが3度目の重賞制覇を狙う。角田師は「順調。予定通り、ここを目標に仕上げています」と笑みを浮かべた。
33年ぶりの牝馬Vをもくろんだ3走前の
朝日杯FSは10着、前走の
桜花賞も10着。マイルの壁を痛感した陣営は、すぐさまス
プリント路線へ矛先を向けた。
「マイルだと最後の1Fで止まる。千二なら折り合いの心配もないですからね。当初は
函館スプリントSも選択肢に入っていましたが、今年の
スプリンターズS(10月5日・新潟、芝1200m)と同じ、左回りの中京を選びました」。ベストの条件で好結果を残し、実りの秋へとつなげたいところだ。
仕上がりも文句なし。26日に栗東坂路で行われた1週前追い切りでは4F49秒0-36秒2-12秒8と一番時計をたたき出した。
「この馬の良さはスピード。古馬との力関係は分からないが、チャンスはあると思う」と意欲を示す。持ち味をいかんなく発揮して、期待に応えてみせる。
提供:デイリースポーツ