中1週となる
アンバルブライベンは、ひとまず
ロケットスタートを封印。滑らかなフォームでゆったりと栗東坂路を駆け上がり、態勢を整えた。刻んだ時計は4F57秒7-13秒7。しっかりと抑えが利き、気負った様子も見られない。
「力まずに走っていましたね。時計的にもこのぐらいでちょうどいいでしょう」。福島師は、納得の表情で切り出した。全5勝のうち3勝を8月に挙げている夏女。この季節になるとカイバの食いが良くなり、疲労の回復も早いという。
直線競馬に挑むのは初めて。だが、指揮官の期待値はかなり高い。「テンのスピードがあって、二の脚も速い。かぶせられる心配もないので、いい条件だと思います」。コンビを組む
田中健も「先行できれば、いい勝負ができるはず。スタートを決めたいですね」と意欲を隠さない。理想のシナリオは、外ラチ沿いをまっしぐら。主導権を握れば、タイトルが視界に入ってくる。
提供:デイリースポーツ