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NHKマイルC、ラインクラフト快勝

  • 2005年05月08日(日) 15時53分
 8日、東京競馬場で行われたNHKマイルC(G1・芝1600m)は、福永祐一騎手騎乗の2番人気ラインクラフト(牝3、栗東・瀬戸口勉厩舎)が、10番人気デアリングハートに1.3/4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分33秒6(良)。さらにクビ差の3着には4番人気アイルラヴァゲインが入った。

 レースは最内枠からエイシンヴァイデンが逃げ、5番人気ビッグプラネットが3番手を追走する展開。前半1000mが59.4秒とスローペースで流れる中、4番手追走のラインクラフトが4角入り口で最内に突っ込むと、直線半ばでは早くも先頭に。その直後にいたデアリングハート、中団から外に持ち出したアイルラヴァゲインが追い込むも差は一向に詰まらず、桜花賞からの変則2冠を達成した。1番人気ペールギュントは、後方待機から追い込むも4着に敗れている。3番人気マイネルハーティーは12着、先行したビッグプラネットは7着に敗れている。

 勝ったラインクラフトは、父エンドスウィープ母マストビーラヴド(その父サンデーサイレンス)という血統で、叔父に今年の高松宮記念(G1)を制したアドマイヤマックス(牡6、栗東・橋田満厩舎、サンデーサイレンス)がいる。前走の桜花賞(G1)でG1初制覇を達成後、クラシック勝ち馬としては史上初めて同レースに出走。97年シーキングザパールに続き史上2頭目となる、牝馬による同レース制覇を達成した。通算成績6戦5勝。

 鞍上の福永祐一騎手は、メイショウボーラーで制したフェブラリーSを制しており、JRA・G1は今年3勝目。通算では9勝目。管理する瀬戸口勉調教師は、JRA・G1通算11勝目。

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