8日、東京競馬場で行われた
NHKマイルC(G1・芝1600m)は、
福永祐一騎手騎乗の2番人気
ラインクラフト(牝3、栗東・瀬戸口勉厩舎)が、10番人気
デアリングハートに1.3/4馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分33秒6(良)。さらにクビ差の3着には4番人気
アイルラヴァゲインが入った。
レースは最内枠から
エイシンヴァイデンが逃げ、5番人気
ビッグプラネットが3番手を追走する展開。前半1000mが59.4秒とスローペースで流れる中、4番手追走の
ラインクラフトが4角入り口で最内に突っ込むと、直線半ばでは早くも先頭に。その直後にいた
デアリングハート、中団から外に持ち出した
アイルラヴァゲインが追い込むも差は一向に詰まらず、
桜花賞からの変則2冠を達成した。1番人気
ペールギュントは、後方待機から追い込むも4着に敗れている。3番人気
マイネルハーティーは12着、先行した
ビッグプラネットは7着に敗れている。
勝った
ラインクラフトは、
父エンドスウィープ、
母マストビーラヴド(
その父サンデーサイレンス)という血統で、叔父に今年の
高松宮記念(G1)を制した
アドマイヤマックス(牡6、栗東・橋田満厩舎、
サンデーサイレンス)がいる。前走の
桜花賞(G1)でG1初制覇を達成後、クラシック勝ち馬としては史上初めて同レースに出走。97年
シーキングザパールに続き史上2頭目となる、牝馬による同レース制覇を達成した。通算成績6戦5勝。
鞍上の
福永祐一騎手は、
メイショウボーラーで制した
フェブラリーSを制しており、
JRA・G1は今年3勝目。通算では9勝目。管理する瀬戸口勉調教師は、
JRA・G1通算11勝目。