現地時間15日、仏・ロンシャン競馬場で行われた仏2000ギニー(3歳、仏G1・芝1600m)は、L.デットーリ騎手騎乗のシャマーダル
Shamardal(牡3、英・S.ビン・スルール厩舎)が、インデサッチェル Indesatchelとの競り合いをアタマ差制して優勝した。勝ちタイムは1分39秒2(重)。さらにクビ差の3着にはガリアー Gharirが入った。日本産馬
サンデーサイレンス産駒サイレントネーム
Silent Nameは9着に敗れている。
勝ったシャマーダルは、
父Giant's Causeway、
母Helsinki(
その父Machiavellian)という血統。叔父に02年ドバイワールドC(首G1)を制した
ストリートクライ
Street Cry(
父Machiavellian)がいて、祖母は85年愛
オークス(愛G1)を制したヘレン
ストリート
Helen Street(
父Troy)。昨年はデビューから3連勝で、デューハーストS(2歳、英G1・芝7f)を制し、04年カルティエ賞・
最優秀2歳牡馬に輝く。今年は、
ケンタッキーダービー(米G1)を見据えて初のダート戦に出走したUAEダービー(首G2・ダート1800m)で9着に大敗。欧州の芝路線に戻り、G1・2勝目を挙げた。通算成績は5戦4勝。
L.デットーリ騎手、S.ビン・スルール調教師のコンビは、95年ヴェットーリ
Vettori、00年
バチアー Bachirに続き同レース3勝目。現3歳世代が初年度産駒となる
Giant's Causewayは、英2000ギニー(英G1)を制した
フットステップスインザサンド
Footstepsinthesand(牡3、愛・A.オブライエン厩舎)に続きG1ウイナーを輩出した。