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レッドキングダムがハードル王に、北沢「最終障害を跳んだらハミをかけ直した」/中山大障害

  • 2014年12月21日(日) 12時00分
 最後の直線で鮮やかにかわし、ハードル界に新王者が誕生した。「第137回中山大障害・JGI」(直線芝4100m)は20日、中山11Rに13頭で争われ、4番人気のレッドキングダム(栗東・松永幹)が4分41秒0のタイムで重賞初勝利をJGIの大舞台で飾った。連覇&JGI3連勝を狙った1番人気アポロマーベリック(2着)が3角過ぎから進出。一時はリードを奪われたが、初コンビの北沢を背に直線で素晴らしい伸びを見せて、最後は3馬身差をつけてゴールに飛び込んだ。なお、2着馬から5馬身差の3着は3番人気のサンレイデュークだった。

 向正面の最深部で竹柵を跳んだ1番人気アポロマーベリックが、連覇を目指し満を持してスパート。後続を引き離しにかかる。肝心の勝負どころで3番手のレッドキングダムは早くもガス欠気味。しかし、3、4コーナー中間の最終障害を跳んで“奇跡”が起きた。

「竹柵を跳んだあとに1回、手応えがなくなった。でも、最終障害を跳んだら(馬が)ハミをかけ直した」と北沢は振り返る。手綱を激しくしごいて追撃を再開。残り100mでとらえて、そこから飛ぶように躍動して突き放した様は、まさしくディープインパクト産駒のそれだった。

 これで今年の障害戦で12勝目となり、2位の西谷に2勝差をつけてリーディング首位を快走。「中1週、初の斤量63キロ。あれだけ掛かって最後まで持つスタミナはすごい」と、デビュー25年目、43歳でのGI初Vの鞍上は相棒を手放しで褒めた。

 先週の阪神JF(ショウナンアデラ)に続きJRA重賞通算79勝目となったディープインパクト産駒は、これがJ・GI初勝利。希代の名馬は、万能とも言える底知れない力でハードル界にも新たなスターを誕生させた。

提供:デイリースポーツ

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