ダービー馬がターフに帰ってくる。
キズナは栗東坂路からCW。朝日を浴びながら軽やかに周回した。「落ち着いて走れていた」と田重田厩務員は納得の表情を浮かべる。骨折により9カ月半ぶりの実戦。「追い切り後も息は上がっていない。心肺機能の高い馬。ここまでは予定通りに来られたし、力を出せる状態にあると思う」と期待を込めた。
ハープスターは栗東坂路で4F67秒6。小気味のいいフットワークで駆け上がった。昨年の
ジャパンC5着以来の実戦に、松田博師は「全体に肉がつき、いい体つき。ようやく競走馬らしくなった。毛ヅヤはいいし硬さもない」。このあとはドバイ遠征を予定する。「ここで負けていては世界で通用するとは言えない」と、結果を残して海を渡る構えだ。
中山金杯を制した
ラブリーデイも栗東坂路で、1F14秒7。兼武助手は「前走の状態をキープ。メンバーはそろうが、この馬のレースをするだけ」と勢いをぶつける。
提供:デイリースポーツ