オルフェーヴル世代のベテラン7歳馬が悲願成就に燃えている。
ウインバリアシオンは福永を背に、栗東坂路で単走。時計のかかる馬場に苦労しながらも、4F54秒1-39秒4-13秒1をマークした。「正直、平凡でした。(仕掛けた)最後の1Fはもっと伸びても良かったけど…。でも単走だし、この年齢ならね。順調にはやれています」と鞍上は若干の不満を口にしつつも、及第点を与えた。
屈腱炎明けだった昨年の
金鯱賞、
有馬記念は精彩を欠いたが、前走の
日経賞は好位からの競馬で2着と奮戦。春盾は過去12、14年と出走して(3)(2)着。最も力を発揮できる舞台で栄冠を勝ち取りたい。「
日経賞は本番を見据えて乗った。(この舞台に)アドバンテージがあるし、乗りやすいのは武器」と福永。通算10度目の挑戦でGI初制覇を成し遂げる。
阪神大賞典で2着と好走した
デニムアンドルビーは、主戦の浜中が騎乗して栗東CWで3頭併せ。最後は内の
サンビスタ(6歳オープン)と併入した。5F68秒5-37秒8-11秒8を計時した内容に、浜中は「先週ある程度やっているので、直線サッと流した。いい動きだったし、休み明けを叩いて気持ちに前向きさが出ていますね」と上積みを見込んでいた。
提供:デイリースポーツ