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セントライト記念、キングストレイル復活V

  • 2005年09月18日(日) 15時40分
 18日、中山競馬場で行われたセントライト記念(GII・芝2200m)は、北村宏司騎手騎乗の8番人気キングストレイル(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)が、道中好位追走から、直線先に抜け出しを図った1番人気フサイチアウステルの外に並びかけると、クビ差交わし優勝した。勝ちタイムは2分11秒8(良)。さらに1/2馬身差の3着には先行した6番人気ピサノパテックが入った。2番人気に支持された2歳王者マイネルレコルトは直線伸びを欠き9着に敗れた。上位3頭には菊花賞(GI)への優先出走権が与えられる(2着のフサイチアウステルは外国産馬のため優先出走権は付与されず、賞金順で上位なら出走可能。なお菊花賞の外国産馬出走可能頭数は4頭)。

 勝ったキングストレイルは、父サンデーサイレンス母サンタフェトレイル(その父ノーザンテースト)という血統。おばに93年マイルCS(GI)など重賞6勝を挙げたシンコウラブリイ、03年京都牝馬S(GIII)を制したハッピーパスがおり、伯父には97年エプソムC(GIII)の勝ち馬タイキマーシャルなどがいる藤沢厩舎ゆかりの血統馬。昨年8月のデビュー戦(札幌・芝1800m)快勝後、クローバー賞(OP)2着、いちょうS(OP)3着、京王杯2歳S(GII)2着と安定した成績を残していたが、今年3月、スプリングS(GII)に向けた調整中に左前脚のトウ骨を骨折。早来・ノーザンファームに放牧に出されていた。10ヶ月ぶりとなった復帰戦で、重賞初制覇を飾った。通算成績5戦2勝。

 鞍上の北村宏司騎手、管理する藤沢和雄調教師共に同レース初制覇。JRA重賞は、北村騎手、藤沢調教師共にスズノマーチで制した05年エプソムC(GIII)以来の勝利で、今年2勝目。通算では北村騎手が7勝目、藤沢調教師は73勝目となった。

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