18日、阪神競馬場で行われた
ローズS(3歳牝、GII・芝2000m)は、
武豊騎手騎乗の2番人気
エアメサイア(牝3、栗東・伊藤雄二厩舎)が、中団追走から直線で先に抜け出した
福永祐一騎手騎乗の1番人気
ラインクラフトを1/2馬身捕らえて優勝した。勝ちタイムは2分00秒1(良)。さらに3.1/2馬身差の3着には5番人気
ライラプスが入った。
勝った
エアメサイアは、
父サンデーサイレンス、母が98年
クイーンS(GIII)を制し、
桜花賞(GI)3着、
オークス(GI)2着、
秋華賞(GI)3着と98年牝馬クラシックで活躍した
エアデジャヴー(
その父ノーザンテースト)という血統。全兄は、05年アメリカJCC(GII)2着の
エアシェイディ(牡4、美浦・伊藤正徳厩舎)、叔父には00年
皐月賞、
菊花賞(共にGI)を制した
エアシャカール(
父サンデーサイレンス)がいる。04年11月に迎えたデビュー戦で初勝利。続く白梅賞(500万下)は2着に敗れるも、05年2月の
エルフィンS(OP)で勝利し2勝目を挙げている。
フィリーズレビュー(GII)を3着と好走した後に臨んだ
桜花賞(GI)は4着、
オークス(GI)は2着と春の牝馬クラシック路線で堅実な走りを見せていた。この勝利で重賞初制覇、通算成績を7戦3勝とした。
鞍上の
武豊騎手は、
アドマイヤグルーヴで制した03年以来、同レース5勝目。管理する伊藤雄二調教師は、
ファインモーションで制した02年以来、4勝目。
JRA重賞は、
武豊騎手が今月4日に
アルーリングボイスで制した
小倉2歳S(GIII)以来、通算210勝目。伊藤雄二調教師は、05年5月に
エアセレソンで制した
新潟大賞典(GIII)以来、通算75勝目。