前回推奨した阪神11レースのアリストテレスは4着。前走以上に折り合っていたことで、最大限のパフォーマンスを発揮できたと思いますが、上位二頭とは差がありました。ルメールJがレース後に「2400ｍくらいがベストですね」と語るように、ベストは2200から2400ｍあたりかもしれません。
今日推奨するのは東京8,12レースです。

【東京8レース】は◉キタイに期待（失礼しました）。今回と同条件（東京1400ｍ）だった前走は残り100ｍまで懸命に粘っていたが、後方有利なレースになってしまったことが災いして6着。ただ1分20秒7で走っているように、今の高速馬場への適性は十分に示した一戦だった。2勝クラスに昇級してから馬券圏内に絡んだことはまだ一度もないが、三回ある4着の内二回はこの舞台でのもので（あともう一回も東京に比較的似た中京1400ｍ）、1勝クラスもこの舞台で勝っている。つまりこの馬に最も合う舞台なのだ。あとは単騎逃げできるかが鍵になってくるだろうが、今回は比較的少ない12頭という頭数で、ハナを主張する馬が他に見当たらない。これだけ好条件が揃えばいきなり好走があっていいはずだ。
馬券は馬連で5,8,9,11番に流し、馬単は5,9,11番に流す。

【東京12レース】は◎ネヴァタップアウト。前走は2馬身2分の1をつけて快勝。勝ち時計1分24秒5は次の日の2勝クラスの勝ち時計よりも0秒3速い。これだけではまだ昇級してから通用するか半信半疑に感じるかもしれない。だが、このパフォーマンスをレース中に鼻出血を発症しながら発揮したのだ。鼻出血の解説（JRA用語辞典より）に「馬は口で呼吸できないため鼻出血を発症すると呼吸が充分にできない。従ってレース中に鼻出血を発症した馬は競走能力が充分に発揮できない。」と書かれているように、鼻出血を発症してしまった時には結果が付いてこないと考えるのが通常だ。そんな中でも着差をつけ、時計も優秀だったというのは少なくとも2勝クラスでとどまるような馬ではないだろう。全兄ショームはこの舞台（東京ダート1400ｍ）のオープンを勝っている実力の持ち主。兄と少しでも早くオープンで戦う姿を見たい。
馬券は単勝が5倍以上つけば単勝一本で、以下なら馬単で10,13,15,16番に流す。