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プライドと引退式を賭けて

  • 2013年12月12日(木) 17時55分
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今日も戯言をひとつ。

有馬記念を最後に競走生活から引退するG1馬が2頭いる。
オルフェーヴルとエイシンフラッシュだ。
オルフェが有馬記念当日、エイシンはその翌日に中山競馬場で引退式が行われるとJRAから発表になった。

エイシンフラッシュといえば、ダービーは勿論だが、天覧競馬となった昨年の天皇賞の勝ち馬。
今年の有馬記念の翌日と言うのは天皇誕生日である。
天覧競馬の勝ち馬が天皇誕生日に引退式というのも「なるほど」と思わせる絶妙な日程だ。

ただ、オルフェの式がなければ、エイシンも有馬当日に引退式を行いたかったのではないだろうか。
どうせなら、大勢のファンに見送られ、華々しい引退式にしたいと関係者は思うはずだ。
なんといっても、この両日では入場者数がまるで違うのだから。

エイシンも有馬記念当日に引退式を行っておかしくない立派な競走成績なのだが、凱旋門賞でも好勝負してきた3冠馬が相手では、その主張が通らないのは仕方がない。

などと考えていたら、好き勝手な発想が浮かんできた。
当日に引退式を行う権利を賭けて、この両馬の間で有馬記念の着順アトサキというのはどうだろうか。
つまり、他馬の着順に関係なく、有馬記念で先着した馬がその日に引退式を行い、遅れをとったほうが、翌日に回るということ。
もちろん、馬運車や参加関係者の手配など、予定のやりくりが困るので現実の世界でそんなことは不可能だろう。
1974年の有馬記念で、勝者タニノチカラから遅れること5馬身の位置で、壮絶な2着争いを繰り広げたハイセイコーとタケホープのライバル対決が盛り上がったように、馬券とは別の勝負が案外見ごたえ充分なんてことになるかもしれない。
今度の週末はいつもの仲間と飲みながら、そんな与太話でもしてみようかと思っている。
競馬仲間と飲む酒が特に美味いのは、こんな与太話で盛り上がれる仲間同士だからでもある。

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ケイバにどっぷりの人です。気の向くままにコラムというか、思ったことを書き綴ることがあります。現在、ブログは休眠中。しばらくは、ここのコラムを使って忘れた頃に書き綴る予定です。ブログ...

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