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香港競馬中止 親中派所有馬出走 デモ恐れ

  • 2019年09月18日(水) 20時30分
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 香港で競馬を主催する香港ジョッキークラブは18日、政府への抗議デモによる混乱の恐れがあるとして、中心部の競馬場で同日夜に開かれる予定だった全レースを中止すると発表した。香港の競馬は英国植民地時代の19世紀に始まった伝統があり、デモを理由として中止となるのは異例。

 香港中心部にある「ハッピーバレー競馬場」では主に水曜の夜にレースを開催。18日夜には、デモ隊から激しい批判を浴びている親中派の立法会(議会)議員が所有する馬が出走予定だった。だが、ソーシャルメディアなどで「競馬場を取り囲もう」との呼び掛けが広がり、レースの中止に追い込まれた。

 競馬は香港でも公的ギャンブルとして認められ、人気がある。香港の中国返還を巡って中英交渉が進んでいた頃、中国の当時の最高指導者、鄧小平氏は香港市民を安心させようと「ダンスも競馬もこれまで通り」と述べたと言われている。

 香港紙によると、今月1日にあった「行政長官杯」のレースでも混乱を予想し、政府高官の表彰式への出席が見送られた。例年は行政長官や政府高官が出席していた。

 香港では警官隊と過激な若者らの衝突が激化。地下鉄の運休や観光客の急減など経済や市民生活にもデモの影響が出ている。香港政府は18日、「公共の安全」を理由に10月1日の建国70周年に予定される花火大会を中止すると発表した。【台北・福岡静哉】
ネタ元のURL
https://mainichi.jp/articles/20190918/k00/00m/030/157000c

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