島川隆哉氏がフランスで所有するトーセンギフト(アイルランド産、小林智、牝4、父ロペデベガ)の現役引退が決まった。昨年3月11日にサンクルー競馬場で行われたローズドメ賞を制覇。8馬身差で逃げ切ったこの一戦がシャンティイで開業する小林智調教師にとって、初のリステッドレース勝利だった。
今月11日にトゥールーズ競馬場で行われたGIIIフィユドレール賞3着がラストランで、リステッドレース2勝を含む通算16戦3勝。Gレースでは今年4月28日にパリロンシャン競馬場で行われたGIIIアレフランス賞2着が最高の結果だったが、2歳時にアクシデントで右目を失明しながらもけなげに走った。
小林調教師は「重馬場が得意な力のある馬で、重賞でも何度も上位争いをしてくれて、これまで本当によく頑張ってくれました」と感慨深げに話した。今年の凱旋門賞馬ヴァルトガイストの供用先と同じ、アイルランドのバリーリンチスタッドで来春から繁殖生活に入る予定となっている。(在仏競馬記者)
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