7日のメイダン競馬場でドバイワールドカップデー(28日)へ向けた現地前哨戦「スーパーサタデー」開催が行われた。
ドバイターフ(G1、芝1800メートル)のステップレース、ジェベルハッタは「ゴドルフィン」の人気馬バーニーロイ(セン6、C・アップルビー、父エクセレブレーション)が豪快な大外一気で制した。ウィリアム・ビュイック騎手騎乗で勝ちタイムは1分46秒09。
17年の英2000ギニーで2着。セントジェームスパレスSでG1馬となり、その後もエクリプスS2着、英インターナショナルS3着という超一流の成績を残していたバーニーロイ。3歳シーズン終了後に現役引退、種牡馬入り、受胎率が低いため種牡馬失格の烙印(らくいん)を押され、セン馬として現役復帰という波乱の道のりを歩んできた。
昨シーズンは3戦(1勝)したのみで、ロイヤルアスコットのG1クイーンアンS8着後に休養へ入っていたが、復帰2シーズン目の今年は1月のG2アルラシディヤに続き、2連勝。2年9カ月ぶりのG1・2勝目を挙げ、完全復活となった。
ビュイック騎手は「満足しています。大外枠だったので、彼に任せて走らせました。強かったです。直線で大外に出すと、全頭をアッサリ抜いていきました。ストライドが大きく、長くいい脚を使えますし、メイダンの平たんなコースも合っています」と絶賛。管理するアップルビー師は「外枠だったので運も必要だったが、馬も人も素晴らしいレースをしてくれました。今後は(2着の)マジックリリーとともにドバイターフへ向かいます」とコメントしている。
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