岩手競馬は20日、新型コロナウイルス対策のための無観客開催を続けた場合、ネット発売が好調であっても今年度の収支が3億6000万円の赤字になる見通しであることを明らかにしました。
これは20日の岩手県競馬組合の運営協議会で示されたものです。
今シーズンの岩手競馬は先月5日の開幕以降、無観客での開催を続けていて、競馬場や場外馬券場での馬券発売を見合わせています。組合は、無観客開催が9月一杯まで続いた場合、当初の発売計画をもとに機械的に試算すると、今年度の収支が12億6000万円の赤字になるとしました。外出自粛の影響で在宅率が高いことを考慮し、仮にネット発売が好調に推移した場合の試算でも、3億6000万円の赤字となる見通しです。
これは競馬場や場外馬券場での発売が減ることに加え、他の地方競馬やJRAの発売を受託した際に支払われる協力金収入が得られなくなることが要因です。これを受けて組合は、レースの開催時間を繰り下げて多くの人が馬券を購入しやすくしたり、設備の更新などのために計上されていた予算の執行を保留したりして、収入の確保と支出の削減を図るとしています。
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