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【田辺裕信】レース中には危険がいっぱい

  • 2020年06月17日(水) 06時29分
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 安田記念でグランアレグリアに騎乗した池添騎手が、レース中に芝の塊が目にあたり目元を大きく腫らしていました。これは、芝のレースに乗った騎手ならばほとんどが経験していることと思います。馬が蹴り上げた芝の塊が当たった瞬間というのは、痛いというよりもズドンとものすごい衝撃で、「うわ、来たな」という感じですかね。

 ケースによっては、脳振盪(しんとう)ではないですけど、クラっとすることもあります。僕は経験ないんですけど、パンチをたくさんもらったボクサーみたいな顔になることや、血が出ることもあります。

 芝のコンディションによっては大きい塊が飛んでくることがありますし、タイミングが悪いと落鉄した蹄鉄が飛んでくることもあるんですよ。本当に危ないですし、リスクを背負いながらレースをしているということなんです。

 ちょうど梅雨どきで、競馬場にも差がありますが、馬場も緩くなりがちです。芝が掘れて飛びやすくなる可能性は高いかもしれません。

 芝の塊は、同じように飛んできて馬に当たる可能性もあります。実際に乗っていると、塊が当たってひるんでしまう馬もいます。そういうことを考慮して、あえて馬の後ろに入れないようにすることもあるんですよ。もちろん、当たってもひるまない馬もいます。

 人馬とも塊が当たってしまう可能性があるわけです。レースに騎乗している以上、当たってしまったら、それは仕方がないと割り切るしかないんですよ。 (JRA騎手)
ネタ元のURL
https://race.sanspo.com/keiba/news/20200617/etc20061704560001-n1.html

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