【新ひだか】静内田原の静内農高(佐藤裕二校長、生徒121人)の本年度農業クラブ「校内実績発表会」が11月26日、同校体育館で開かれ、10研究班が3分野で1年間の研究成果を発表した。
同校農業クラブ(全校生徒)の校内発表会は毎年、町公民館で行われていたが、今年は新型コロナの感染防止対策として同校体育館に会場を移した。
この日の審査員長は、日高農業改良普及センターの宮町良治所長が務め、加藤和則教頭ら6人の教員が審査員となり、全校生徒も採点に参加した。
開会式で、農業クラブ会長の清水悠花(はるか)さんは「他の班のスライドや発表を見て、内容だけでなく分かりやすく理解しやすいかを参考にし、より相手に伝わりやすい手段を見つけて研究の成果をしっかり発表してください」とあいさつ。
発表テーマは、第1分野(生産・流通・経営)は「ピーマンの尻腐れ症とがく片のコルク化を解決するための研究」「優良な競走馬を育成するための研究」「農高牛NEW」「ほうれん草の品質と内部成分の関係性」「ミニトマト産地の未来をつなぐ」の5班。
第2分野(開発・保全・創造)は「日高を代表する加工品開発」「新ひだかが溶け込むカラーバター開発」「畜産加工の原点」「農産加工で日高(まち)おこし」の4班。
第3分野(ヒューマンサービス)は「馬産地回復への一歩」の1班。
それぞれ各班で発表したテーマは、先生や地域の人たち、専門家のアドバイスを受けながら、地道に集めた情報を元に解決策を見つけるために研究を行ってきた集大成。生徒たちは自信を持って発表に臨んだ。
審査の結果、各分野の最優秀は、第1分野は軽種馬班の「優良な競走馬を育成するための研究」、第2分野は3年農産加工班の「農産加工で日高(まち)おこし」、第3分野は馬利用班の「馬産地回復への一歩」が選ばれた。
最優秀班は、来年1月14、15日の南北海道実績大会に出場する。同大会はビデオ提出による選考となる。
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