日本中央競馬会(JRA)でデビュー3年目の大塚海渡騎手(20)が、所属厩舎の木村哲也調教師(48)の度重なる暴言、暴行のパワーハラスメントで精神的苦痛を負ったとして、同調教師に850万円余りの損害賠償を求める訴訟を水戸地裁土浦支部に起こしたことが12日、分かった。父の哲郎さんと代理人の弁護士がリモートで記者会見して明らかにした。
それによると、大塚騎手は厩舎実習中から19年12月25日までの間に木村調教師から頭部を殴打されるなどの暴行を継続的に受けた。うち明確に記憶している2件について5日に茨城県警稲敷署に被害届を提出した。
第1回口頭弁論は20日に開かれる。JRAは「警察による捜査中の事案でもあるので、現時点ではコメントを差し控えたい」としている。
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