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青森産のバリコノユメ チューリップ賞へ

  • 2021年03月03日(水) 06時52分
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 3枚の桜花賞切符を懸けたトライアル「第28回チューリップ賞」はシ烈な争い。青森産バリコノユメ(牝3=松永昌)が果敢に重賞にチャレンジする。

 デビュー2戦を経て調子は右肩上がり。ウインバリアシオンの子が父譲りの末脚を生かし、大舞台への道を切り開く。

 生まれ育った馬産地の期待を背負う。青森産バリコノユメがデビュー3戦目で重賞に初参戦する。

 父は現役時代に重賞2勝を挙げ、11年ダービー、13年有馬記念などG1・2着4回。同世代のオルフェーヴルとともに競馬界を盛り上げた。松永昌師は父も管理していただけに産駒への思い入れは強い。

 「ウインバリアシオンの子で重賞を勝てれば最高だよ。相手は強いけど挑戦することが大事だし、どこまで通用するか楽しみ」

 ダート6Fで新馬戦を勝ち上がると続く2戦目は芝マイルの白梅賞へ。前半はスピードに乗れず、最後方を追走。4コーナーでは1頭だけ、ポツンと大きく離されていた。手綱を取った藤懸は「初めての芝で馬場入りからキョロキョロして戸惑っていた。すんなり流れに乗れていれば…と思う内容でした」と振り返る。直線ラスト1Fで加速すると一気に先行勢との差を縮めて4着。上がり3Fは最速タイの34秒8をマークした。「最後は凄い切れ味。乗っている僕が一番、驚きました」と想像以上の末脚にビックリ。負けはしたものの芝でもやれるとハッキリしたのは収穫だった。

 中4週となるこの中間は在厩で調整を進め、調子を上げてきた。藤懸は「前走から動きは一段と良くなっている。使うたびに成長を感じるし、ここは一発狙います」とやる気満々。

 86年以降、6頭の青森産が桜花賞に出走(08年マイネレーツェル6着が最高着順)した。厩舎の先輩でもある父の背中を追いかけ、クラシック本番を目指す。

 ○…青森県は北海道ほどの規模ではないが国内有数の馬産地として知られ、毎年、夏に1歳馬セリ「八戸市場」が開催される。青森産のG1制覇と言えばタムロチェリーが01年に阪神JF、交流G1は04年に川崎所属エスプリシーズが川崎記念、16年にキョウエイギアがジャパンダートダービーをモノにしている。昨年はダイヤモンドSでミライヘノツバサが16番人気Vを飾った。十和田市のスプリングファームではバリコノユメの父ウインバリアシオン、年明けに引退して種牡馬入りしたオールブラッシュがけい養されている。
ネタ元のURL
https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2021/03/03/kiji/20210303s00004000162000c.html

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