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古川奈穂 競馬と無縁の家庭からなぜ?

  • 2021年05月16日(日) 17時41分
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 新人女性騎手、古川奈穂さん(20)。初勝利から4週連続勝ち星を挙げて脚光を浴びた。今は肩の手術を経て再起をめざしている。競馬とは無縁の家庭で育った彼女がなぜ、この世界へ飛び込んだのか。(松本龍三郎)

 3月13日の阪神第6レース。のちに重賞を制覇するバスラットレオンに乗り、スタートから先頭に立って逃げ切り勝ち。6日のデビューから開催3日目の初勝利で、JRAの女性騎手の最速記録を25年ぶりに更新。さらに初勝利から4週連続の勝ち星は歴代新人2位タイで、福永祐一騎手(44)の新人時代に肩を並べた。

 取材した4月末時点で、今年の新人8人中トップの6勝を挙げていた。これだけの成績なら少しは自信がのぞきそうなものだが、本人の思いは違った。

 「まだまだ馬の能力を出してなかったなと痛感するレースも多いです。勝ったレースも、ゴールして本当に馬に『ありがとう』って。馬が頑張ってくれたおかげで勝てているので。まだまだ、本当にまだまだだと常に思っています」

 どうやら相当な負けず嫌いで貪欲な一面もあるようだ。どんな少女時代だったのだろうか。

 体を動かすことが好きで、犬や魚などを飼う動物好きだった。小学4年の1年間だけ乗馬を習ったが、競馬との接点は皆無。中学受験を控えた2012年末、「たまたまテレビで見た」G?有馬記念で、1着で駆け抜けた芦毛の人気馬ゴールドシップに魅了された。中学生になると、母親と連れだって東京競馬場や中山競馬場へ通った。一眼レフで好きな競走馬を撮影し、グッズを買い集めた。

中高一貫校を中退

 「私は人間より動物の方が興味があるので、将来は獣医師か動物関係の仕事に……」。高校生になり、漠然と進路を考えていた16年春、転機が訪れた。

 藤田菜七子騎手(23)がデビューした年だ。16年ぶりにJRAに誕生した女性騎手が男性に交じって躍動する姿は、スタンドから見つめていた15歳の心を突き動かした。

 「過去にも女性がいて、海外にもいることは知っていた。でも藤田騎手を実際に見てから、『自分がなる』『自分もなれるんじゃないか』とイメージを持てるようになりました」

 ただ競馬学校へ通うにはせっかく入った中高一貫校を中退しなければならない。決意を打ち明けると、競馬場に一緒に通った母親も、医師で脳神経外科が専門の父親も「やりたいならやってみたら」と言ってくれた。
ネタ元のURL
https://www.asahi.com/articles/ASP5H71RTP59UTQP02J.html?iref=pc_ss_date_article

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