7月31日にシーズンが終了した南半球のオーストラリアではジェイミー・カー騎手（25）がヴィクトリア州のメトロポリタン（メルボルン地区）でリーディングジョッキーに輝いた525回の騎乗で125勝を挙げ、勝率は20％と驚異的な数字。女性騎手のリーディング獲得とシーズン100勝は史上初の快挙となった。

「メトロポリタン」（※JRAの短期免許交付要件の対象）と「カントリー」の2カテゴリーを合計したヴィクトリア州全体での勝利数は140勝で首位のジョン・アレン騎手（144勝）に4勝及ばなかったものの、賞金とレースレベルの高い「メトロポリタン」のリーディング（プレミアシップス）では2位のダミアン・レーン騎手（63勝）に42勝差をつける独走だった。

カー騎手はG1を6勝。19年に英国で行われた騎手招待競走シャーガーCに参加し、日本の藤田菜七子騎手と女性選抜チームのチームメートになっている。

ヴィクトリア州の競馬を統括するレーシングヴィクトリアの代表者は公式ホームページで「20〜21年シーズンは多くの理由で忘れられないシーズンになりましたが、一番の理由はジェイミー・カーです。メトロポリタンで105勝という記録、100勝以上を挙げるという驚くべき成功を収めました」とコメントしている。

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