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ソダシ 秋華賞後にはダート路線も視野

  • 2021年08月24日(火) 07時32分
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 第57回G?札幌記念(芝2000メートル)は2番人気のソダシ(牝3・須貝)が勝利。

「大外枠を引いたのでゲートは出たなりで1角に入ろうと思っていた。折り合いがついて、いつでも動ける手応え。今日は前半のレースから前へ行っても止まらない馬場だったので自信を持って追い出した」

 吉田隼は早めに先頭に立って押し切るという、イメージ通りの競馬での勝利にホッとした表情を浮かべた。

「ジョッキーには自分で競馬をつくってほしいと指示していた。お客さんが入っていてもドッシリと歩けていたし、クロフネ産駒は芝2000メートル以上の重賞を勝てないというのをソダシが破ってくれた。これでまた新たな伝説をつくってくれた」と須貝調教師。クロフネ産駒の呪縛とされた距離の壁克服は大きな収穫だったと話す。

 須貝師から今後に関しての言及はなかったが、秋華賞(10月17日=阪神)へ向かうことになりそうだ。

「ズルいところが出てきてレースが終わって帰ってくる時も嫌がっていた。走りだすと素直だけど、今日も最後は苦しくなったのでそのあたりは考えつつ乗りたい」と吉田隼。この一族は母ブチコが突然のゲート難で引退を余儀なくされたように気性的な難しさを内包している。ソダシ自身も今回の最終追い切りで馬場へ入った後なかなか走りだそうとしなかった。気性面に関してはより慎重に調整を進めていくことになるが、そこは希代の名馬であり悍馬であったゴールドシップを育てた須貝師の経験が間違いなく生きてくるはずだ。

 ソダシは芝で実績をあげているが、母ブチコはダート4勝、近親にダート・オープンのハヤヤッコがいて血統背景から砂適性の高さは疑いようがない。もともと須貝師はデビュー前から「ダートとの二刀流も考えている」と明かしていた。

 秋華賞後は二刀流へ転換、競馬界の大谷翔平となる可能性は十分。選択肢は様々ある。手頃なものでは牝馬限定の地方交流重賞、そうでなければ南部杯、JBCレディスクラシックなどの地方交流G?。JRA・G?ならチャンピオンズカップ、フェブラリーS、大物を狙うのならドバイワールドカップという具合だ。

 すでに人気、知名度は全国区。さらに異世代対決を勝利したことで実力も証明したソダシが、列島行脚、さらに海外遠征となれば…日本のみならず世界からも注目を集めるのは必至。白い二刀流クイーンの動向から目が離せない。
ネタ元のURL
https://www.tokyo-sports.co.jp/horse/jra/3551104/

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