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ハットトリック産駒の欧州2歳王者が引退

  • 2013年04月17日(水) 20時24分
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2011年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬ダビルシム/Dabirsim(牡4)が引退し、種牡馬入りすることが明らかとなった。昨年5月の仏2000ギニー以来、脚部不安をくり返してレースから離れていた。

ダビルシムはハットトリック産駒で、2歳時はモルニ賞、ジャン=リュック・ラガルデール賞と2つの2歳G1を制して5戦5勝を挙げたが、3歳時は2戦未勝利で、仏2000ギニーでは不利もあって6着に終わっていた。


■クリストフ・フェルラン調教師
オーナーと話し合い、私の本意ではないが、ダビルシムの競走馬生活を終了させ、種牡馬入りさせることを決めた。どのスタッドで種牡馬入りするかはまだ決まっていない。

彼のベストパフォーマンスは2つの2歳G1だろう。モルニ賞は私にとって最初のG1勝利だったし、ジャン=リュック・ラガルデール賞は大きな不利がありながらも最後の1ハロンで素晴らしい走りを見せてくれて最高の気分だった。彼はヨーロッパで最高の2歳馬だった。

昨年はダビルシムとスミヨン騎手が合わず、思うような結果が残せなかったが、内容は悪くなく、仏2000ギニーではマイルでも通用することを証明していた。その後出走はかなわなかったが、脚の状態が思わしくなく、馬にとってはそれがベストだった。この冬は順調で出走は可能な状態だったが、世界のどこかへ遠征させるのは難しかった。

彼が種牡馬として活躍してくれることを願っている。


【補足】
マイルCSと香港マイルを勝ったハットトリック。アメリカで種牡馬入りした彼のブレイクのきっかけとなったのがダビルシムでした。フランスでただ1頭の産駒でありながらG1を2勝し、カルティエ賞最優秀2歳牡馬とフランス年度代表馬に選出され、ハットトリックにフランスのファーストシーズンおよび2歳リーディングサイアーの栄誉をもたらしました。

昨年の仏2000ギニー以降は出走プランが何度か取りざたされましたが、結局出走しませんでした。今回の記事によると慢性的な脚部不安が原因だったようですね。

種牡馬入りということで、日本産の種牡馬の血が海外で広がる礎となるか、数年後を楽しみにしたいと思います。
ネタ元のURL
http://www1.skysports.com/horse-racing/news/12426/8645365/Dabirism-retires-to-stud

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