スマートフォン版へ

みんなの投稿ニュース

青森の女性 ばんえい競馬騎手で奮闘

  • 2014年01月03日(金) 11時45分
  • 2
  • 7
体重1トンもの馬が鉄そりを引く「ばんえい競馬」(北海道帯広市)で、唯一の女性騎手として奮闘する県人がいる。おいらせ町出身の竹ケ原茉耶(まや)さん(31)。身長150センチ足らずの体を目いっぱい使って馬を操る。「今日より明日、明日よりあさって。少しずつ成長したい」。負けず嫌いのジョッキーは午(うま)年の2014年、さらなる飛躍を誓う。

 幼いころから、馬が大好きだった。父が馬主で、馬を飼っていたこともあり、時間があればたてがみを編むなどして触れ合った。やがてばんえい競馬を見に訪れた際、巨大な馬が障害を越えて走る力強さに感動。「人生一度きり。どうせなら目立ってみせたい」。光星学院高校(現八戸学院光星高校)卒業後、05年に騎手デビューした。ばんえい競馬には騎手29人、調教師32人、厩務(きゅうむ)員108人が所属。うち女性は10人に満たない。女性騎手は現在竹ケ原さんただ1人で、過去には2人を数えるだけ。ほとんどが男性という「男社会」だ。
 特別扱いはなく、数十キロの馬の餌をかつぐときも、周りもほとんど手伝ってくれない。拘束時間も長く、厩務員の仕事を兼ねて年収は200万〜300万円程度だ。だが「人馬一体」の生活に「しんどいなんて考えたことない」と屈託なく笑う。「好きで入った世界。女だからってできないことはない。勝ちたい気持ちは誰にも負けない」
 
 11年9月。鉄そりに乗って馬を運動させていたときだった。
 後ろから走ってきた別の馬の頭が、竹ケ原さんの背中にぶつかった。竹ケ原さんは前方に転げ落ち、自らの乗っていた重さ400キロ以上ある鉄そりに引かれた。背骨計7カ所にひびなどが入る、大けがを負った。手術は回避したが、身長が数センチ縮むなど、けがの影響は大きかった。それでも「復帰してみせる」と意気込んでリハビリ。その年の冬の間にカムバックを果たした。もう戻れないのでは−と危惧した周囲を驚かせた。
 逆境を乗り越え、トップ騎手を目指し努力は続く。「途中までビリでも最後にトップになることも多い。展開が読めないから、面白くてやめられない」

※ 文字数の関係で一部省略しています。全文を読みたい方、写真を見たい方は元ネタURLからご覧ください。
ネタ元のURL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/aomori/513294.html

みんなのコメント2件

新着投稿ニュース

投稿ニュース 注目数ランキング