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北米年度代表馬はカリフォルニアクローム

  • 2015年01月18日(日) 16時19分
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シーズン初めにカリフォルニア産馬限定戦に出走していた3歳馬は瞬く間に頂点へと上り詰めた。カリフォルニアクローム(以下CC)は1月17日、フロリダ州のガルフストリームパークで開催されたエクリプス賞授与式において、年度代表馬に選出された。

種付料わずか2500ドルの種牡馬ラッキープルピットを父に持つ素晴らしい栗毛の牡馬は、アート・シャーマン調教師のもとで、昨年1月25日のカリフォルニアカップダービーを5・1/2馬身差で圧勝してから、5月17日のプリークネスステークスを制してケンタッキーダービーと併せて二冠を獲得するまで、6連勝を飾った。この連勝にはサンタアニタダービー、サンフェリペステークスも含まれる。

3歳馬が年度代表馬の栄誉を勝ち取ったのは2007年のカーリン以来で、ケンタッキーダービー馬が年度代表馬にその名を刻んだのは1999年のカリズマティック以来であった。年度代表馬の発表の前には最優秀3歳牡馬の座も手中に収めている。

三冠のかかったベルモントステークスで4着に敗れて休養に入ったCCは、シーズン終盤にその強さを再び証明するために復帰。約半年ぶりの出走となったペンシルバニアダービーでは6着に敗れたが、ブリーダーズカップ・クラシックはクビ+クビ差の3着に惜敗。11月29日のハリウッドダービーで芝に挑戦すると印象的な勝利で文句のない戦績を挙げた。

ハリウッドダービーの勝利によって、CCはブリーダーズカップ・クラシック出走後に同年のG1を勝利した最初のケンタッキーダービー馬となり、ケンタッキーダービー馬が同年に芝のG1を勝ったのはセクレタリアト以来2頭目となる偉業だった。

ペリー・マーティンとスティーブ・コバーンのオーナーブレッドにより、わずか8000ドルのクレーミング価格で購入された牝馬ラブザチェイスから生まれたCCは、その名をスポーツの枠を超えて全国に知らしめた稀有な馬の1頭であり、今回の栄誉によって新たな競馬界の魅力的なスターとなった。


■年度代表馬投票結果(有効票数265票)
143 カリフォルニアクローム
53 メインシークエンス
36 バイエルン
12 シェアドビリーフ
11 アンタパブル
6 ワイズダン
1 アデレード
1 テイクチャージブランディ
2 棄権


(Blood-Horse 1月17日)
ネタ元のURL
http://www.bloodhorse.com/horse-racing/articles/89661/california-chrome-sews-up-hoy-honors

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