過去6年間で二度、産駒の年間獲得賞金世界一、残る4年もすべて2位だったキングカメハメハは、日本の今後の繁殖シーズンで種付け頭数を制限して供用される。
社台スタリオンステーションのホソダナオヒロは15歳のキングマンボ産駒について、シンジケート株所有者を最優先とし、余勢種付は事実上のプライベートになると語った。
この制限はとりわけ、最優秀2歳牡馬のリオンディーズ、最優秀3歳牡馬のドゥラメンテ、最優秀4歳以上牡馬のラブリーデイと3頭のチャンピオンを輩出した2015年シーズンの後だけに、生産者たちに失望を与えている。
キングカメハメハの産駒成績は、アメリカジョッキークラブによって収集された国際的なデータによると、2015年だけで4730万ドル(約57億2700万円)、通算では3億2800万ドル(約397億円)以上という、顕著な数字が示されている。また、これまでに10頭のG1馬を含む50頭のステークスウィナーを輩出している。
ホソダはキングカメハメハに生 殖 器の腫瘍の闘病に起因する体調の問題ががあるため、管理に慎重を期さなければならないと語った。この種牡馬は2014年と2015年に誕生した産駒がこれまでのシーズンよりも少なかったが、去年もそれまでの平均よりも少ない種付けをこなしていた。
ホソダは「近年は1日に最大でも2頭までに種付けを制限してきた」と語り、2016年にどれだけの牝馬に種付け可能かは予測できないと付け加えた。
(中略)
2013年にキングカメハメハ産駒は182頭が誕生したが、その後は体調の問題で種付け頭数が制限されている。2014年の世代は50頭のみ、2015年の世代は110頭がスタッドブックに登録されたものの、それは今後の種付け頭数が過去の最盛期並みに回復することを示しているわけではない。
ホソダはシンジケート株主が優先して種付けするため、今年の配合相手のほとんどはノーザンファーム、社台ファーム、金子真人が保有する牝馬になると語った。
(以下省略)
(RACING POST.com)
【補足】
キングカメハメハが体調不良で種付け制限をしている、という話は伝わっていますが、genital abscesses(生 殖 器の腫瘍)という具体的な症状に言及されたのはこれが初めてかもしれません。
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