日本の競走馬トーセンスターダムは、今週始めに権利の一部が売却され、オーストラリアに留まることになった。
レーシングNSWの裁定委員は、検疫中の調教でこの5歳馬が鼻出血をしたと認定し、土曜日に行われるクイーンエリザベスステークスの出走を取り消した。
シンジケート組織団体のオーストラリアンブラッドストックはその後、トーセンスターダムをメルボルン・カップ優勝調教師のダレン・ウィアー師の厩舎に移動させる前に、ディープインパクト産駒の権利の50%を購入してその権利を移譲させた。
トーセンスターダムは日本の2つのG3を勝っているが、ランヴェットステークスでコントリビューター(Contributer)の2着となり、昨年秋のクイーンエリザベス2世ステークスでも5着となっている。
オーストラリアンブラッドストックの共同創設者であるルーク・ミュレルは、トーセンスターダムは獣医検査の結果、種牡馬としての問題はないことが明らかになり、3カ月の出走停止処分を終えた後、コックスプレートに向けてウィアー厩舎に滞在すると語った。
ミュレルは、ウィアー師がトーセンスターダムに地方の海岸でのリラックスした休息を与えるため、ワーナンブール支場に移動させると語った。
(以下省略)
■ルーク・ミュレル
我々はトーセンスターダムの検査を重ね、日本やレーシングNSWの獣医師とも話した結果、彼に何ら問題がないことを確認しています。
我々は肺のスキャンを行い、彼が以前に出血を起こしたことがなく、すべての診察記録からも彼に問題がないことが明らかになりました。獣医師たちは出血の原因が環境によるものだと判断しています。
我々は海岸でのリフレッシュが彼のためによいと思い、それ以外のこともよくやっています。
(Sporting News 4月8日)
【補足】
鼻出血で帰国するはずだったトーセンスターダムがまさかのオーストラリア移籍です。おそらくオーストラリアでの好成績が目に留まったのでしょう。ダレン・ウィアー調教師はオーストラリアの名調教師のひとりですし、決して悪い話ではないと思います。
最大目標を10月のコックスプレートに置いているということで、オーストラリア有数の大レースでその勇姿が見れることに期待しましょう。
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