―ヌーヴォレコルトに騎乗するのは、4月のクイーンエリザベス2世C(香港=6着)以来、2走ぶり2度目になりますね。
「前走の札幌記念(4着)も騎乗予定だったけど、直前で騎乗停止処分を受けて乗れなかった。あのときは本当に迷惑をかけてしまったよね…。香港(稍重)では当日にかなり強い雨が降って、それもあってか行きっぷりが悪かった。昨年の中山記念(1着)なんかを見て、道悪もこなすイメージはあったんだけどね」
―久しぶりのコンビで競馬の祭典に臨みます。
「ブリーダーズカップの舞台は芝も軽いし、日本から挑むヌーヴォレコルトにも合うと思うんだよね。アメリカはダートが主流で、芝のレースはG1と言えどもメンバーが手薄になることも多い。牝馬限定戦にもなるし、チャンスは十分にあると思うよ」
―サンタアニタパーク競馬場は独特のコース形態ですね。先日には、芝コース全体がバミューダグラス(西洋芝)に張り替られました。
「ダートコースの内側に芝コースがあるんだ。スタートから下っていってダートコースを抜けて、また芝の直線がずっと続いていく。小回りでもあるし、日本にはない形態で面白いよね。でも、僕自身も何度も乗せてもらっているし、うまく導けたらと思っているよ。アメリカの、特に西海岸の芝は日本とあまり変わらない印象を持っている。張り替えた後の重さもそれほど変わらないだろうし、戸惑うことはないと思うよ」
―アメリカでの騎乗経験も豊富ですが、思い出に残っているレースやシーンはありますか。
「いろいろなシーンがよみがえってくるけど、やっぱりトレイルブレイザーで挑んだBCターフ(12年=4着)は印象に残っている。毎回そうなんだけど、アメリカの競馬場は乗っていてもすごく気分がいいんだ。向こうのファンは馬はもちろん、騎手も、送り出す陣営もしっかり、たたえてくれる雰囲気がある。盛り上がり方は野球のメジャーリーグなんかに似ているかもしれないね」
―レースでの活躍を楽しみにしています。
「ヌーヴォレコルトに久々に乗れるのも楽しみだし、いい結果に導けるように頑張るよ」
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