常勝生産を相手に、繁殖牝馬4頭でも頑張ってほしい。
◆第68回朝日杯FS・G1(芝1600メートル、18日・阪神競馬場)
2代目として牧場を受け継いで約30年。思い出の詰まったビーカーリーが、大舞台を踏む。代表の沼田照秋さん(56)は「うちは繁殖牝馬が4頭いるんですが、あの年は死産や流産が続いて、無事に産まれたのはビーカーリー1頭だけだったんです」と2年前を振り返る。
一人っ子の“わがまま娘”になることを危惧したが「頭のどこを触っても嫌がらないし、素直にすくすくと育ってくれました」と沼田さん。早い時期から「短距離で数を使ってほしい」と、母メデタイメデタイの交配相手にはアドマイヤマックスを選んだ。
これが牧場始まって以来のG1出走。「最初で最後になるかも知れないですね。出遅れることが多いので、五分のスタートを切ってくれれば、もうそれで満足です」。もちろん沼田さんは当日、競馬場で観戦予定だ。
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