香港最大の広東語日刊紙・東方日報によると、23日に直撃した大型台風「ハト」(台風13号)の影響により、マカオ・タイパ競馬場の施設が破壊され、今週末に行われる予定だった2016−17年シーズン最後の開催が実施不可能となってしまった模様だ。
今回の台風は、香港でもおよそ5年ぶりに最大警報である「カテゴリー10」が発令され、航空機も480便以上が欠航。マカオでも死者が8人出ているという(24日夜時点、数字は時事通信によるもの)。
馬場やメインエントランスでは大雨と高潮による水没が発生し、強風による影響でゴール板やラチ、場外の中継カメラスタンドが破損。そして一番酷いのが、公道と厩舎地区を隔てる壁が倒壊し、設備の一部がむき出し状態になるという具合で、まさに惨憺たる状況だ。(詳細はリンク先の写真をご覧いただきたい。)
9月23日から翌シーズンが開幕するマカオ競馬であるが、今回の台風は様々な場所に爪痕を残しており、交通インフラも各所でダメージを受けているそうである。
好調な香港競馬とは裏腹に、近年では経営的苦戦が伝えられるマカオ競馬であるが、果たして残り1か月で再開にこぎ付けられるのか?政府からの開催承認が受けられるのか?
今はただ見守り、エールを送るしかない。
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