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オーストラリア〜香港間で競走馬の移動禁止

  • 2017年09月15日(金) 12時01分
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オーストラリア農水省(DAWR)は14日、香港の農水官庁にあたる漁農自然護理署(AFCD)に対し、来月10月2日より香港からの競走馬の輸送受け入れを禁止するとの通知を行った模様だ。

この決定により

?現役・引退馬を問わず香港馬のオーストラリアへの直接輸送が事実上不可能になる(※恒久輸出の為に既に購入された馬は除く)
?オーストラリア馬が年末の香港国際競走への出走が叶わなくなる
?ニュージーランド経由で輸送する場合は180日間NZでの居住を要する

以上の3つの条件が課せられることとなり、HKJCは怒りをあらわにしている。
オーストラリアと香港の間には2016年3月より、EDFZ(Equine Disease Free Zone)が設定されており事前に定められていた検疫ルール内において競走馬の輸送の自由が保証されていたが、今回の決定でそれが引っくり返された形だ。
18か月間の間に移動した馬は合計19頭で、中には昨年5月にG1チェアマンズスプリントを制したChautauqua(セン7 Mウェイン&Jホークス厩舎)も含まれる。

このような事態になってしまった原因は、来年2018年の春頃から稼働するHKJCの新施設「広州・従化トレーニングセンター」によるものとみられる。
DAWRがこの従化トレーニングセンター〜香港間の検疫体制に疑義を表しているのは明白ではあるが、突如の決定に関係者も困惑しているようだ。

今回の決定を受けてHKJCのアンドリュー・ハーディング氏は「これは非常に有害な行為であり、長きに渡り存在しているオーストラリア・香港間における競馬関連事業の経済関係に矛盾している。」との強い懸念を表明した。

今後はAFCD・中国本土獣医当局等も含めてオーストラリアとの交渉に臨み、早期妥結を図るとあるが、開催まで残り3ヶ月を切った今年度の香港国際競走にオーストラリア馬が参加することは厳しい状況に変わらない。
現在世界ランキング2位のWINX(牝6 Cウォーラー厩舎)は、来月28日に行われるG1コックスプレートを走った後、体調次第では海外遠征もと陣営が示唆していただけに、その世界的名牝を香港カップに誘致したい思惑が、逆に今回の件で思いっきり冷や水を浴びせられてしまった。
ネタ元のURL
http://www.skyracing.com.au/index.php?component=news&task=rnewsdetails&Itemid=108&id=23&rid=51661

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