船橋競馬の元騎手で、今年度の地方競馬騎手免許更新試験に不合格となっていた中野省吾氏(26)が、
マカオ競馬の騎手免許を取得した。4日にマカオジョッキークラブが発表したもので、
免許は今期の年度末(8月26日)まで有効。
中野氏は地方競馬通算5455戦505勝を挙げ、
昨年はJRAのワールドオールスタージョッキーズにも地方代表として参戦。
南関東のホープとして活躍してきたが、制裁回数の多さなどが影響したとみられ、
免許更新が認められなかった。その後は騎手復帰に含みを持たせつつ活動してきたが、
海外を復帰の場に選んだもようだ。
マカオ競馬は以前から日本人騎手への門戸を開いており、1994年には岡部幸雄元騎手がマカオダービーを制覇。現在も地方で活躍する岡部誠(愛知)、内田利雄(浦和)らが短期免許を取得して腕を磨いた経緯もある。昨年は武豊騎手、藤田菜七子騎手が騎手招待競走に参戦した。
中野氏は本紙の取材に対し、
「地方競馬の免許試験で不合格となって、すぐに申請を出しました。
4月17日には、すでにマカオの免許取得の連絡を受け取っています。
今は馬に乗っていませんが、公園のパンダ(の遊具)に乗ってトレーニング中です(笑)。
マカオには数日中に飛び立つ予定です。今後とも注目してください。よろしくお願いします」
と明るくコメントを寄せた。
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