4月1日に新元号が「令和」となることが発表され、5月1日の施行を前に、競馬界にもレイワ・ブームが到来した。「レイワ」の名で競走馬登録された2歳牡馬がいることが4日までに分かった。
同馬の馬主は新井原博氏で、父ワークフォース、母ローブディアンジェの血統。17年3月23日に北海道新冠町の川上牧場で誕生した。母の兄に交流重賞の14年北海道スプリントを勝ったアドマイヤサガスがいる。生産牧場の川上香代代表は「初子で、生まれた時は弱くて、脚が悪かった」と振り返った。JRA所属になれば、早ければ6月にデビューする可能性もあるため、「せっかくこの世に生を受けたのだから、頑張って欲しい」と期待する。
「レイワ」の名を含む競走馬は他にも「レイワガール(牝、父パドトロワ)」、「レイワハルカ(牝、オルフェーヴル)」、「レイワボーイ(牡、父パドトロワ)」の競走馬名が登録されており、今後も増えていきそうだ。
<元号馬名アラカルト>
◆平成 03年の桜花賞(7着)に出走した44戦3勝の「ヘイセイピカイチ」など多くの登録馬がいる。現役は3歳牝馬で6戦1勝の「ヘイセイラスト」がいるだけ。
◆昭和 最も顕著な成績を残したのが10年の安田記念でG1を制した「ショウワモダン」。重賞2勝を含む10勝を挙げて7歳まで活躍した。
◆大正 外国産馬の「アタゴタイショウ」が02年の函館2歳Sなど4勝を挙げたが、馬名の意味は年号ではなく「大勝」。
◆明治 1956年の日本ダービー馬「ヒカルメイジ」は種牡馬としても活躍した名馬。1956年の中山グランプリ競走(現在の有馬記念)など21戦16勝の成績を残した「メイヂヒカリ」もいる。
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