オークスの穴馬探し、どっちのハービンジャー産駒を選ぶ!?
東出ヒロ いや〜、いよいよ始まったねぇ。
netkeiba編集部(以下:編) おお、東出さん、そうですね、ついにやってきましたね。オークス&ダービー! クラシック戦線のピークともいえるこの季節。競馬編集者の端くれとして、いやがおうでも盛り上がります。
東出 んっ? いやいや、そうじゃなくて、大相撲だよ、大相撲! 夏場所が始まったでしょ。相変わらず、編集さんったら鈍いんだから〜。
名波アカリ コラっ! 相変わらずチャランポランなことを言いおって。とはいえ、大相撲はわたくしとしても気になるところだ……。キセノンがすでに2敗もしているのには心が痛むな……。
編 おっと、その口ぶりだと、名波さん、流行りの「スー女」ってやつですか?
東出 ああ、最近はイケメンのお相撲さんも多いものね! 遠藤とか、石浦とか、勢とかも人気だよね。
名波 し、失礼なっ、わたくしは、純粋に肉体のぶつかり合いに魅力を感じて……!
編 肉体のぶつかり合いですか……(なんか、いやらしくも聞こえますね)。
東出 ……
名波 へ、編集めっ! なんてはしたない、なんて……。
編 あっ、名波さん、誤解ですっ! なんで心の声がっ!
東出 先週に引き続き、編集さんが機能しない状況なので、オレが進めます! 先週のヴィクトリアマイルはオレのアットザシーサイドがゴニョゴニョ……(13番人気/12着)、そしてアカリちゃんのフロンテアクイーンが8着(12番人気)でした。う〜ん、もう忘れましょう! ということで今週のターゲットレースはもちろんオークスです!
◆今週もスローペースで決着!?
名波 逃げ馬不在でスローペースが予想されるメンバー。先行力の優れた馬はレーヌミノルくらいですが、ここはさらなる穴馬を狙いたいと存じます。その1頭とはモーヴサファイア。前走のあすなろ賞(1着)は中団から徐々に押し上げていく競馬でしたが、その前の2戦は先行していたように、先行力もある馬。あすなろ賞にしても積雪明けの時計のかかる馬場で、前後半が59秒2-60秒8という前傾ラップを押し切りました。
そのタフなレースを経て、距離が伸び、恐らくペースが遅くなる今回は、無理なく好位につけられるはず。さらにあすなろ賞は500万下条件でありながら、過去の勝ち馬にはマウントロブソン・アドマイヤデウス・エキストラエンドなど重賞勝ち馬がズラリ。素質馬が出走する「隠れた出世レース」を制した同馬は、樫の大舞台でも輝きを放てる逸材と存じます。
編 もともと新潟2歳Sで1番人気に支持されていた素質馬。それが現時点の予想オッズ15番人気ですから、おもしろい存在になりそうですね。では、消し馬のほうはいかがでしょうか?
名波 アドマイヤミヤビです。前日の雨の影響で時計のかかる馬場、同日7Rの古馬1000万が1分34秒9に対して、桜花賞の勝ち時計は1分34秒5。3歳牝馬としては優秀なものです。このことから桜花賞は一部で言われているほど“有力馬が力を出せなかったレース”ではなかったと言えると存じます。逆を言うならばそこで敗れたアドマイヤミヤビが人気を集めるようなら、ここは疑ってかかるべきではないでしょうか。必ずしもコースや馬場が敗因とは言えないと存じます。
編 先週は断然人気のミッキークイーンを挙げていただきましたからね(1番人気7着)、今週も参考にさせていただきましょう。ではお次は東出さん、よろしくお願いします!
東出 過去10年のデータでは前走が桜花賞・忘れな草賞・フローラS組が圧倒的に有利。だけれど、史上最高レベルといわれる今年の牝馬だけに、まったくの別路線組にもチャンスがあるはず! そこでオレがピックアップするのは、予想オッズ