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前向きなセイウンデルレイ、ロードマドリード

  • 2017年07月06日(木) 19時00分


 栗東、今週も水曜日は雨でした…。ご存知のとおり、水曜は追い切りがいちばん盛んな日なのに、にもかかわらず雨。当然ながら、馬場が荒れるので時計が遅くなります…。疲労も残りやすいだろうし、ホント、せめて馬場だけでもいい状態だといいんですけどね。

 そんな中、今週角居厩舎2歳馬の中で初陣を飾るロードマドリードも3頭併せで追い切られました。「馬場も荒れているので、あまり無理せずいきました。トビも大きくてきれいなのであまりこういう馬場は良くないかもしれませんね」と前川助手。


 しかしながら、その走りは凄く軽く、体全体を使って大きく走ります。状態もいい。8日土曜日、中京の芝1600m戦でのデビューとなりましたが、初戦から期待はかなりできそうですよ。

「気性が前向きなんです。モノ見もしないし、度胸もありますよ」(前川助手)

 新馬戦は初めてづくし。なかなか気持ちが乗らない若駒も多いものです。その点、この前向きさはかなりプラスに働くはずです!頑張ってください!!

 前向きといえば、6日にゲート試験を合格したセイウンデルレイも負けてはいませんよ!

 まさにロケットスタート。乗った高倉騎手もかなり好感触を得たと聞いていますし、普段は関わりのない馬を誉めないような人たちまで「あの馬はゲートのセンスが良い」と絶賛していたとか。雰囲気も2歳馬にしては落ち着いたオッサン臭さがあっていいかんじです。デビューは小倉くらいかな?楽しみ。


 今週のプロキオンSはアキトクレッセントに期待しています。体、とくにトモははちきれんばかりにパンパン!父であるウォーエンブレム譲りの気難しさはあるようですが、最近はかなり扱いやすくなっているようです。


「所属の荻野騎手が調教と競馬を通じてまたがっているのもいい方に向いているようですね。馬が行きたい気持ちになったときはスムーズに行くように促しています」と担当の宮下助手。

 ウォーエンブレム産駒に共通して言えることですが、とにかくご機嫌を損ねないこと。それがコツなのかもしれません。血には逆らわないほうが得策、ですね。

「もともと走り方が左回りのほうがスムーズなので、中京は歓迎。楽しみですね」(宮下助手)

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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