駅伝強豪の青学の選手とハンデ戦レース
先日放送されたTBSのオールスター感謝祭。久しぶりに復活した人対馬の対決では、中央時代は美浦の小西一男厩舎に所属していたドラゴンゲートが登場し、懐かしく思った中央ファンの方も多かったのではないでしょうか。
中央時代のドラゴンゲートはダート短距離戦で5勝。NST賞オープンで優勝し、カペラSでは4着になるなど、実力を示してきました。今年に入ってから、大井の的場直之厩舎の一員となり、4戦を走り終えたところです。
オールスター感謝祭では、青山学院大学陸上競技部4名の皆さんと、ドラゴンゲート&的場一家(的場文男騎手&甥っ子の的場直之調教師&息子の的場勝之厩務員)が立ち向かう演出。
ドラゴンゲートと的場勝之厩務員。ゼッケンは出演した時のもの
大井競馬場の1600m戦で実施され、青学の皆さんが最初にスタートし、3分5秒後にドラゴンゲート&的場騎手がスタートするハンデ戦。青学の皆さんが最初から快調に飛ばしていき、3分5秒後にスタートしたドラゴンゲートも必死に追いかけましたが、青学の皆さんの完勝に終わりました。
「スタートした時点でかなり離されているから厳しいですよね。20年くらい前にも芸能人との対決をやって、その時はハンデが2分50秒くらいでしたが、青学の皆さんはもっと速いのに3分5秒だから。いい勝負を見せたかったので残念です」(的場騎手)。
的場騎手はホント悔しそう……。普段の競馬だけではなく、何事においても負けず嫌いであることや、ファンを楽しませようという心意気はさすがだなぁと、改めて思いました。
20年ほど前には落馬などもありましたが、今回は無事に行われて何よりです。両チームの皆さん、お疲れ様でした!
その翌日、ドラゴンゲートの所におじゃましてみました。的場厩務員のお話では、ドラゴンゲートは今年7歳でも馬房では元気いっぱいとのことですが、さすがにこの日はお疲れだったようで、厩舎でまったりムード。決して得意の距離とは言えないマイル戦で、きついハンデの中でも、最後まで一生懸命に走り抜いて頑張りました。
オールスター感謝祭出演翌日のドラゴンゲート。ちょっとまったりムード
テレビで見ている分には、音楽が鳴り響いてとてもにぎやかな雰囲気の中で行われていたかのように思いましたが、実際の現場ではファンファーレ以外はシーンと静まり返り、周りには馬もいない中で、普段の競馬とは全く違う雰囲気だったそうです。それでもドラゴンゲートは入れ込むこともなく、ドシ〜ッと落ち着き払っていたそうで、さすがですね!
今後の本業?!は、5月の大井開催から始動予定で進めているそうです。
「前に膝の骨折で休んでいた時期もありましたが、実績はある馬ですし、馬自体は若いので、調子を戻せるように取り組んでいます。今度は競馬で復活させられるように頑張っていきたいです」(的場調教師)。
テレビ出演でいきなり時の馬となったドラゴンゲート。今度は本業?!で1着を目指せる日が来ることを楽しみに待っています!
次回は4月29日(月)にお会いしましょう!