仲良し親子ながら先輩後輩の2人 気になる関係性
こんにちは!平成も残りわずか……。平成の南関競馬もあと1日です。4月30日から5月3日まで浦和開催が行われます。競馬好きの皆さんは、浦和競馬場で平成の終わりと令和の始まりを堪能できちゃうという、たまらない開催です(笑)。
南関4場(浦和、大井、川崎、船橋)の中で、浦和競馬場は時代を遡り、今でも昭和の香りを漂わせているような、そんな雰囲気も根強い人気です!
さて、美浦の加藤和宏厩舎の卒業生キャプテンキング(大井・的場直之厩舎)の勢いがすごすぎます。南関のトップホースたちが集結した重賞ブリリアントカップ(大井・1800m)も制し、重賞3連勝中。
ブリリアントカップ優勝時のキャプテンキング(外)、内にいるのは2着のタービランス
中央時代のヒヤシンスSでは、後方から豪快に伸びて、優勝したエピカリスから0.5秒差の5着まで詰め寄った逸材。南関東移籍後のクラシック1冠目・羽田盃(大井・1800m)も制しました。
その後は、たまっていた疲れや骨りゅうなどの影響で、放牧休養をはさみながら待ってあげたのも功を奏し、素質が開花。飛ぶ鳥落とす勢いです。
この後は5月15日の川崎マイラーズ(川崎・1600m)を予定していて、重賞4連勝を目指すそうです。秋の最大目標はもちろん11月4日に浦和競馬場で実施されるJBCスプリント(1400m)。
そんな南関のトップホースの1頭でもあるキャプテンキングとコンビを組んでいるのが、坂井瑠星騎手のお父さん坂井英光騎手です。
東京都騎手会会長を務める坂井瑠星騎手の父・坂井英光騎手
坂井騎手は今年44歳。デビューしてから25年目に突入している大ベテランで、昨年には2000勝ジョッキーにもなりました。現在は東京都騎手会会長を務め、関係者からの人望も厚い方です。
仲良し親子という坂井英光騎手と瑠星騎手。同じ職業の先輩後輩として、どんな関係性なのかをお聞きしてみました。
「息子に負けないように頑張ろうとか、そういう張り合う気持ちは100%ないですね(苦笑)。息子のファンみたいな感覚ですよ。何か聞かれればアドバイスをしたり、基本的なことで気になったことはたまに伝えたりすることもありますが、あまり口出しはしないです。向こうとこっちではステージも違うし、本人も考えているだろうから、自分だったらいろいろ言われたくないですから。周りの先輩たちもいることですしね。だから、ファンのような感覚で見ていた方がいいのかなと」(坂井騎手)
瑠星騎手のレースは全て見ているという坂井騎手。これからもファンの1人として中央で輝く瑠星騎手を見守っていくことに変わりはありません。
「自分で選んだ商売だし、競馬はずっと好きでいて欲しいです。どんなに好きなことでも、嫌いになる時やうまくいかないこともあると思います。それはどんな仕事でもそうですよね。成績はいろいろですが、いずれ騎手を引退する時に、この仕事をやってよかったなって思ってくれるのが、一番の成功だと思っています」(坂井騎手)
坂井瑠星騎手が競馬学校時代に大井競馬場へ遊びに来ていた時の写真です。仲良し坂井親子
次回のリスタートは5月13日(月)にお会いしましょう!