台風19号での浦和競馬場の役割
台風19号は東日本を中心に猛威をふるい、大きな爪痕を残しました。お亡くなりになった方とご家族の皆様にお悔やみ申し上げるとともに、被災された皆様にはお見舞い申し上げます。
南関東4競馬場も猛烈な風雨に見舞われましたが、人馬ともに無事でした。
11月4日にJBC競走が行われる浦和競馬場は、非開催日は浦和記念公園として地域の皆さんの憩いの場になっていますが、調節池としての機能もあり、こういう台風などの際には、川の水を一時的に貯める場所として、洪水を防止する役割も担っているそうです。この写真を浦和競馬組合に提供頂きました。
調節池としても機能している浦和競馬場の池
浦和競馬場のビクトリービジョン前の芝生に水がためられていますが、走路は問題ないそうです。3年ぶりの姿ということで、競馬ファンにはかなり新鮮な光景。浦和競馬場は住宅地のど真ん中にありますが、他の調節池を設置している方々と、地域の皆さんをお守りしている大切な場所であることを知りました。
マイルグランプリにノンコノユメが登場!
さて、10月14日からの大井開催も通常通り行われています。16日のマイルグランプリ(大井・1600m)の枠順が発表され、リスタート組の懐かしい名前を多く見つけることができると思います。
マイルグランプリの枠順はこちら そんな中、やはりノンコノユメ(美浦・加藤征弘厩舎→大井・荒山勝徳厩舎<小林>)のネームバリューは抜けていますね。2走前のサンタアニタトロフィーで南関移籍後重賞初制覇を収めると、前走の日本テレビ盃は本調子でないことを荒山調教師が公言していた中で地方最先着の3着。
その後は5日間ほどのんびり過ごしてから改めて体を作り直してきたそうで、「相変わらず大人しくて懐っこいですよ。小さいけど品があってオーラがにじみ出ていますよね。1回使ったことで気持ちは入ってきていますが、ゲート面なども考えると、あまりテンションを上げないように気をつけてきました」と、ララベルなども手掛けてきた横山厩務員。
好メンバーがそろっているとは言え、ここまでの実績と、他の馬たちと同じ斤量57キロで戦えるのもプラス材料で、ノンコノユメがどんな強さを見せるかと言っても過言ではないレース。
「ただ、大井のマイルは内回りコースなので、小回りで直線も短いですし、決してノンコ向きとは言えないと思います。サンタアニタトロフィーは展開がハマって地力で勝たせてもらったところがあるので。状態は上向いていると思うので、得意とは言えない条件でもどこまで頑張ってくれるかですね」と、いつものように泣きの荒山調教師でした。
ノンコノユメとコンビを組んでいた真島大輔騎手は現在体調不良で休養中なので、今回は御神本訓史騎手と新コンビ。
相変わらずかわいらしいノンコ。前髪が薄め?!なので、8歳ですが童顔さんに見えます
グレンツェントも仲間入り!
なお、今回から東海SやレパードSなどを勝ってきたグレンツェント(美浦・加藤征弘厩舎→大井・藤田輝信厩舎)が仲間入りをしました。藤田厩舎の外厩馬としてミッドウェイファームでトレーニングを積んでいるそうです。実績的にはここに入っても非常に楽しみな存在で、過去にコンビを組んだことがある森泰斗騎手が手綱を取ります。
次回は10月28日(月)にお会いしましょう!