次々に成果をあげる地方競馬の強い馬づくり
JBCクラシックのミューチャリー&吉原寛人騎手、お見事でした。
改めて言うまでもなく、同レースでの地方勢の優勝は初めて。しかもミューチャリーは船橋でデビューした生粋の地方馬ですから、歴史に残る快挙を成し遂げました。
地方競馬全国協会の塚田理事長がことあるごとに口にしていた「(地方の)強い馬づくり」へ向けての取り組みは、ここに来て次々に成果をあげています。
とくに、中央勢の壁が厚かった1600〜2000メートル路線で、カジノフォンテン(川崎記念、かしわ記念優勝)とミューチャリーが優勝したことは、画期的と言えるでしょう。
地方競馬の馬券売上が向上し、賞金額が上がった今は、ダート向きの馬を地方に置いて走らせることも、馬主さんにとって選択肢の1つになっているようです。
今後、船橋だけでなく、ほかの地方競馬場からも強い馬が現れれば、日本の競馬がますますおもしろくなるはず。関係者のみなさん、なお一層の奮闘を期待しています。
さてさて、きょう6日から、「ウイニング競馬」の競馬場からの放送が再開されます。
新型コロナの感染拡大に伴い、番組がスタジオからの放送に切り替えられたのが去年の4月18日。春の中山競馬最終週、皐月賞前日のことでした。
それ以来、約1年半。前にも書いたとおり、今年4月、皐月賞の収録を競馬場で行ったことはあったものの、土曜日の放送では長きにわたってリモート実況を続けてきました。
とにかく久々なので、楽しみよりも不安のほうが大きくなっています。競馬場での実況がスムーズにできるかどうか…。
何を隠そうこの私、去年の4月はまだ59歳だったのが、今や60を通り越して61歳になっちゃいましたからね。1年半前に比べて、視力がどの程度変化しているか、わかりません。
もちろん、眼科には定期的に通って診察は受けています。でも、普段の生活で競馬場のような広い場所を見渡すことはないわけです。双眼鏡の助けはあるものの、かつてのように馬を見極められるかどうか、正直言って不安を抱えています。
それでも、やるしかないでしょうね。実は、私同様、テレビ東京の立川アナウンサーも不安を感じているようです。今年入社の同アナ、これまでリモート実況ばかりで、現場でのナマ実況は未経験。双眼鏡を使っての実況には慣れていません。
まぁ彼の場合、まだ若いですからね。放送前のレースで練習を重ねれば、徐々に対応できるようになると思います。ただ、初めのうちは緊張するはず。誰でも通る道なので、テレビをご覧のみなさん、しばらくは暖かく見守っていてください。
なんて、立川アナの心配をしている場合じゃありません。6日の実況、どうか無事にこなせますように。