▲ホー騎手は既に日本通?(c)netkeiba.com
来日2週目で重賞制覇を果たすなど、日本の競馬ファンにも印象を残すチャクイウ・ホー騎手。独占インタビューの第1回、第2回では彼の生い立ちや、代名詞とも言えるゴールデンシックスティについて語っていただきました。
最終回となる第3回は大の親日家でもあるホー騎手が見た日本について。「日本の競馬ファンほど競馬に対して情熱がある国は世界中どこを探してもない」と感じる理由とは。
(取材・構成=大恵陽子)
日本大好き! 少しの休みが取れればすぐに日本へ
──コロナ禍でなかなか難しいかもしれませんが、滞在中に行きたい場所や食べたい物はありますか?
ホー騎手 富士山に行ったり、ハイキングもしてみたいです。このあいだは、新潟競馬場で乗り終わった後、月岡温泉にも行きました。日本の地方都市に行くと、ご当地名物の食べ物があってとても興味深いですし、日本は食べ物がとにかく美味しいです。
──今回の来日で、日本に新しいイメージは持ちましたか?
ホー騎手 日本は香港から近いので、少しの休みが取れるたびに何度も日本に来ています。綺麗で、日本人はみなさん礼儀正しくて優しいという印象は変わっていないです。ただ、普段の観光では新潟はなかなか行けないところなので、新潟に行けたことはすごく嬉しかったです。
──すでに日本通でいらしたんですね。そういえば、ラヴズオンリーユーでQEII世Cを勝った夜もお寿司を食べたとか?
ホー騎手 香港には日本食レストランがいろいろありますし、吉野家やドン・キホーテ、イオンモールやそごうもあります。
安藤裕氏(通訳) 僕も初めて香港遠征に行った時、「香港の人たちはこんなに日本が好きなんだ!」と感じました。
安田厩舎のダッシャーゴーゴーでシンガポールに行った時には、香港からラッキーナインという馬も来ていて、その厩舎でアシスタントトレーナーをしているフィリップと仲良くなったんですけど、その厩舎はホー騎手が見習い騎手として所属したキャスパー・ファウンズ厩舎だったんです。フィリップは温かいビールが好きっていう、ちょっと変わった人で(笑)。
ホー騎手 それだけは認められません