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【新規連載のお知らせ】騎手の育成も“矢作流!” 矢作芳人調教師の短期連載がスタート

  • 2023年05月16日(火) 18時02分
kisyuikusei

▲左から吉井章騎手、松浦裕之調教師、矢作芳人調教師、古川奈穂騎手(C)netkeiba.com


 矢作芳人調教師の短期連載『騎手の育成も矢作流〜大井の盟友との共同プロジェクト〜』がスタートします。

 矢作師といえば、数々の技術調教師の面倒をみてこられたり、初弟子の坂井瑠星騎手を国内外で活躍する若手を代表する騎手へと押し上げられたりと、馬だけでなく、競馬人の育成にも尽力されていらっしゃいます。

 そんな矢作師が、大井の盟友・松浦裕之調教師との共同プロジェクト、騎手の『期間限定トレード』を実行することが先日発表されました。

 JRA・矢作厩舎所属の古川奈穂騎手が大井に、大井・松浦裕之厩舎所属の吉井章騎手が栗東に。中央と地方の垣根を越えたこのプロジェクトは、「地方と中央の異なる交流の発展と日本の競馬全体を底上げして共に海外の一流馬と戦うための一助になれば」との思いから、矢作師・松浦師が練り上げた史上初の試みです。

 競馬ファンからの注目度も高いこのプロジェクトは5月15日、古川騎手の大井入りから始動。同日、吉井騎手は栗東に出発しました。

弟子を栗東へ送り出す松浦裕之調教師と、出発当日の吉井章騎手の意気込み


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(C)netkeiba.com


松浦裕之調教師 中央と地方では調教が相当違うと思うので、調教でどういうふうに馬を鍛えていくのか…“勝ちにいくための調教”のハードさや、地方と中央の違いをしっかり学んできてもらいたいなと思います。

吉井章騎手 超名門の矢作厩舎で、素質のある馬の仕上げ方を学んで、こちら(大井)でしっかり活かしたいと思います。

 今後、矢作調教師の独占インタビューなど、さまざまなかたちでこのプロジェクトを掘り下げていきます! どうぞお楽しみに。

矢作芳人
1961年3月20日、東京都生まれ。父は大井競馬の元調教師矢作和人。オーストラリアでの修行後、厩務員、調教助手を経て2005年に厩舎を開業。2010年に朝日杯FSをグランプリボスで制しGI初制覇。2020年にコントレイルで牡馬三冠、2021年にはブリーダーズカップで管理馬2頭(ラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌ)が勝利するという快挙を成し遂げた。

松浦裕之
1971年10月22日、東京都生まれ。父は大井競馬の元調教師松浦備。1993年に騎手としてデビュー後、2006年に調教師へ転身。2007年に東京記念をウエノマルクンで制し、重賞初制覇。2022年にはキャリアハイタイとなる年間36勝を記録した。

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