小倉2歳Sを制したアスクワンタイム(c)netkeiba.com
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、“スポニチが誇る万馬券メーカー”小田哲也氏です。キャリアの浅い若駒による札幌と小倉のふたつの2歳重賞を、はたして、どのようなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは札幌2歳Sです。
冒頭で、「将来性という点ではガイアメンテ、パワーホールに相当な素質を感じています」と語る小田氏。ただし、「眼前の一戦に限れば、◎セットアップの先行力」を上位に取ります。前走の未勝利戦を、「好ラップを刻んで、1分48秒5の好時計勝ち」と評価し、「この時計でまとめれば、例年の札幌2歳Sなら勝ち負けになるレベル」とジャッジしたのです。また、初戦の2着敗退を「札幌より芝質が重い函館で好走していることも、渋り気味のきょうの馬場を考えれば、いいでしょう」と強調材料として推している点も見逃せません。
そして馬券は、3番人気勝利のセットアップを頭固定にした馬単で勝負。40.5倍を2,000円購入すると、8万円超の払戻金を獲得しました。
予想結果は
こちら。
つづいては翌日の小倉2歳Sです。
こちらの小田氏の本命は、5番人気優勝のアスクワンタイムでした。まずは、「兄姉に小倉1200で重賞勝ちを飾ったファンタジスト、ボンボヤージがいる」と血統からアプローチします。さらに、「中京1200の2戦は重い馬場レベルで時計は目立ちませんでしたが、好位から上手にレースができていました」と評価。初の小倉戦となりましたが、「差せるので、最終週の小倉1200はピッタリ」と馬場と適性を見事に読み切ったのです。
馬券は、おなじく本命馬からの馬単で、相手筆頭に2番人気2着のミルテンベルクを選び、33.8倍を厚めの2,500円的中。8万4,500円のリターンに成功しました。
予想結果は
こちら。