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【天皇賞(秋)予想】意外に脆そうな4歳勢に風穴をあけるヒシイグアスが馬券に絡んで美味しい馬券の立役者となる/倉本匠馬

  • 2023年10月27日(金) 18時00分

天皇賞(秋)に出走予定のヒシイグアス(撮影:下野雄規)


展開予想
スローペース

《一言コメント》
典型的な逃げ馬が不在のメンバー構成で、今回のメンツならばおそらくジャックドールがハナを切るでしょうか。また、この距離とコースらしくペースがかなり落ち着きそうで、基本的には直線の瞬発力勝負になりそうです。そういう意味では、真の実力が問われる競馬となるでしょうから、キッチリと力関係を把握した上でしっかりと的中したいレースです。


各馬の並び
逃げ
ジャックドール

先行
ノースブリッジ
エヒト
ジャスティンパレス
ヒシイグアス
アドマイヤハダル

差し
ダノンベルーガ
ガイアフォース
イクイノックス

追い込み
ドウデュース
プログノーシス

Vポジション候補
スローペース濃厚なメンバー構成なので、
【逃げ馬と先行馬、好位勢と外から飛んでくる差し馬】
としておきます。

主に有力馬で該当するのは、
1ヒシイグアス
2イクイノックス
3ジャスティンパレス
となりそうだ。

有力馬解説(A〜Eの5段階評価)
1.イクイノックス
展開◎ 馬場◎ コース◎
前走は着差以上に余裕のある走りで、東京コースに替わるここは大きな上積みがあるかなと。また、距離短縮に関しても全く苦にしない印象で、昨年の走りを見ても勝ち負けになる可能性がかなり高いだろう。今年に関しても正直言って逆らえない印象で、スムーズに運べれば突き抜けるはずだ。

総合評価
A

2.ドウデュース
展開◯ 馬場◯ コース◯
3歳時の内容を見ても人気先行型の印象で、恵まれた京都記念を除けば正直言って抜けた力はないと見ている。ただ、この頭数に加えて東京コースでのレースであることを踏まえると、極端に無印評価まで落とす必要はないはず。とは言っても、ポジション取り含めてイクイノックスには及ばないので、ここは相手までの1頭だろう。

総合評価
C

3.プログノーシス
展開◎ 馬場◯ コース◎
前走はこの馬の力を最大限に発揮するレースで、鞍上の好騎乗がかなり光る競馬であった。また、直線の長いコースとの相性も良さそうで、この頭数ならば終いを生かすレーススタイルでも問題なさそうである。一発逆転があるとすればこの馬の印象で、直線出口でイクイノックスと横並びになれば楽しみがありそうだ。

総合評価
B

4.ダノンベルーガ
展開◯ 馬場◯ コース◯
近走の走りを見ても正直言って勝つまでのパンチ力は微妙な印象で、好メンバーが揃ったここは苦戦が強いられそうである。ただ、モレイラ騎手の継続騎乗は心強い要素で、ポジションなど乗り方で一工夫あれば一変の余地は多少あるだろう。もちろんそのような観点から見ても相手には押さえておきたいところで、2.3着までの可能性は十分にありそうだ。

総合評価
C

オススメの穴馬
1.ヒシイグアス
展開◎ 馬場◯ コース◯
前走は馬場の部分で明確な敗戦理由のあるレースで、今の4歳世代との力関係で言えば互角に戦える力のある馬である。また、高速馬場と東京コースとの相性も問題なさそうで、ポジションを主張して中団から外目に出せれば弾ける脚はありそうだ。人気を大きく落としているここは狙い目で、2.3着に絡めば配当面含めてかなり楽しめそうである。

総合評価
B

以上のようにそれぞれ計5頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬をジャッジした。今年の天皇賞(秋)に関しては、この頭数に加えてスローペース濃厚なのでポジションよりも実力重視で予想を組み立てたいところで、理想は好位勢でも後ろからでも十分に届いてくるはず。その中で、枠順や当日の馬場など見た上での並びを正確に把握して、しっかりと美味しい配当をゲットしたいレースだ。筆者から見てかなり人気の盲点になっている狙いたい馬がいるので、相手は必ず見逃さずに確実に馬券をゲットしたい。ぜひ読者の方は月曜日の最終的な◎のジャッジに期待して頂き、今週行われる3重賞をチェックして欲しいところです。



■プロフィール
倉本匠馬(くらもとたくま)
 インターネットメディア(ブログ・Twitter)などで競馬予想家アドマイヤ君として自らの予想術を駆使して、多数の読者・フォロワーを集める。無料・有料メールマガジンでの予想配信も行う。

【経歴】
2013年 マイナビ主催の競馬予想登竜門で優勝し、競馬予想GP公認プロとしてデビュー
2014年 倉本匠馬に改名。重賞レースで年間約140%の回収率をたたき出す
2015年 ほぼ4年に渡り競馬予想GPにて中央競馬予想家2位を継続。(2017年現在も)また、重賞レースで年間116.6%、G1レースでは232%の回収率を計上。
2016年 e-SHINBUNにおいて『fourmarks~新星競馬予想家の多角分析~倉本匠馬produce』の新聞販売開始。

【予想を主としてるファクター】
展開予想
→Vポジションという理論を使い、そのレースの中で最も恵まれるポジションを割り出し、勝ち馬を見つけ出す。

Vポジションとは
『その競馬場のコース形態や距離、当日の馬場状態、メンバーなどを考慮した上で、勝つ可能性が高い位置取りのこと』です。各レースの逃げ馬から最後方までの馬の並びやペースなどを予測し、そこから一番有利に働く馬のポジションを導き出し、勝ち馬を見つけ出す理論。

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。ときに冷静に、ときに大胆に直球勝負で攻める予想家たちの熱き見解は必見。 関連サイト:ウマい馬券

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