競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンに小倉2歳ステークス出走予定馬の中から4頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
エンドレスサマー美浦・上原佑紀 牡2
▲8月22日撮影(c)netkeiba
短距離志向の母系の血を多く継承し、腹袋が大きく筋肉量が豊富な姿形。意欲的な攻めを施されており、前走時に比べると余分な脂肪が取れてより研ぎ澄まされてきた。つなぎは短めでクッションがなくカキ込みの利いた走法から、芝なら力が要す設定でダートも楽しみが持てそう。目の周りは黒みがかっているが状態は悪くない。あとは時計の速い設定でどうか。
アーリントンロウ栗東・松下武士 牡2
▲8月22日撮影(c)netkeiba
前2走は父同様に腹袋が大きく皮膚の厚ぼったいフォルム。爪が四本とも白い馬は基本的に皮膚の薄い馬が多いが、当馬はまだ良化途上と言っていいだろう。