▲ミルコ騎手に白毛の馬に関するユーザー質問!(撮影:桂伸也)
先月シュネーグロッケンとコンビを組み、8年ぶりに白毛の馬に騎乗したミルコ騎手。レースでは難しい部分があったものの、雰囲気や背中は良いものを感じたと振り返ります。
世界的に珍しい白毛の競走馬には、ミルコ騎手も「テンションが上がる」「カッコいい」と感じるそう。馬に乗る人にしか分からない“白毛ならでは”の傾向を教えてもらいました!
(取材・構成=森カオル)
Q「シュネーグロッケンについて質問です。ミルコさんが8年ぶりに白毛に乗るということで注目していましたが、まさかのタイムオーバー…。白毛は性格的にも難しいそうですが、8年ぶりに乗って改めて感じたことがあれば教えてください」(白毛フェチさん)
ミルコ いやぁ参ったね、あの子は(苦笑)。調教で跨ったときは暴れていたんだけど、馬場に入れたら真面目に走っていたから、これなら大丈夫かなと思ってた。時計も動きもよかったですね。競馬だから、「絶対に勝つ!」とまでは思わなかったけど、チャンスは十分にあると思ってました。
──当日の馬の雰囲気は?
ミルコ 馬っ気が強いから、パドックがちょっと心配だったんだけど、全然大丈夫だったし、雰囲気はめちゃめちゃよかったです。返し馬もすごくよかった。でも…。ゲートが開いたら、全然出て行かなかったね。レース前の雰囲気がよくても、やっぱり競馬はわからない。
▲レース前の雰囲気も返し馬もよかったというシュネーグロッケン(ユーザー提供:ぬんぬさん)
──出遅れから後方の外目を追走して、4コーナーで外へ逃避。ムチに反応して外に逃げた感じですか?
ミルコ ん〜、何とも言えない。その前からちょっとずつ右にモタれていたから、ムチを使ったんだけどね。
──ああ、ムチを入れる前から右にモタれていたんですね。
ミルコ そうです。性格的に難しいとは感じていなかったから、僕もビックリしました。みんなのほうに戻れたとはいえ、これ以上追ったりムチを使ったりしたら、また逃げちゃうかなと思ったし、幼いことが原因だから、あそこから強く追ったり、何度もムチを入れたりしたらかわいそうかなと思った。
だから馬の気持ちを優先したんだけど、