フランス・ドーヴィルに本社を置くアルカナ社より、netkeibaの読者の皆様だけに限定のコラムをお送りいたします。
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上質馬が上場されるアルカナのセールリング
伝統あるアルカナのオーガスト・イヤリング・セールが、8月16日から18日まで開催されます。世界の1歳馬セールサーキットの中でも、絶対に見逃せないイベントで、世界中から駆け付ける購買者たちが、馬体、血統の両面から選び抜かれた1歳馬たちに熱い視線を注ぎます。
おかげさまで近年も、ドーヴィル・セール出身馬は競馬場で顕著な活躍を見せています。今年7月に行われたG1パリ大賞勝ち馬ルファールを筆頭に、エインシャントウィズダム、オーデュボンパーク、デイライト、ファクトゥールシュヴァル、フローラオブバミューダ、ゴッドスピード、グランドスターズ、ルックドゥヴェガ、マラノアチャーリー、オペラボロ、ラマトゥーレ、ラシュバー、シンエンペラー、スピリチュアル、バーティカルブルーらが、主要競走で勝利を手にしています。
2025年のオーガスト・イヤリングには、偉大な先輩たちの背中を追うべく、牡馬、牝馬あわせて307頭がエントリーしています。
まず目につくのが、産駒を送り出している種牡馬リストの豪華さと多彩さです。
ブルーポイント、ドバウィ、フランケル、ロペデヴェガ、メーマス、ナイトオブサンダー、ノーネイネヴァー、シーザスターズ、シユーニ、スタースパングルドバナー、トゥーダーンホット、ウートンバセット、ザラクといったヨーロッパのトップサイヤーに、アメリカンファラオ、ジャスティファイ、メダグリアドーロ、ノットディスタイムといったアメリカの実績ある種牡馬たちが加わります。
さらに、チャンピオンホースのバーイード、凱旋門賞馬トルカータータッソらの初年度産駒たちや、ガイヤース、ハローユームザイン、スペースブルース、セントマークスバシリカ、スターマンといった期待の若手種牡馬の産駒たちもラインナップされています。
豪華なカタログの中でも、特に世界のバイヤーたちの垂涎の的となりそうな馬たちをご紹介しましょう。
バロダスタッドから上場される上場番号39番の、父バーイードの牡馬。叔母にG1仏1000ギニー勝ち馬ビューティーパーラーがおり、さらに、その父はディープインパクトです。
カプチン牧場から上場される、上場番号101番の牝馬。父は日本でGI勝ち馬シュネルマイスターを送り出しているキングマンで、母の父はフランケル。カリークス、ネイティヴトレイルといった活躍馬が出ているファミリーの出身です。
トゥウィーンヒルズから上場される、上場番号140番の、父シユーニの牡馬。母はG1勝ち馬ライトニングパール。叔父にG1香港ヴァーズやGI宝塚記念を制したサトノクラウンがいます。
モンソー牧場から上場される、上場番号149番の、父フランケルの牡馬。クラシック勝ち馬であるマングスティーヌの初めての産駒となります。
同じく、モンソー牧場から上場される、上場番号153番の牡馬。叔父に、香港が生んだスーパースターで、GI安田記念を含めて10ものG1を制しているロマンティックウォリアーがいます。
モンターニュ牧場から上場される、上場番号178番の、父フランケルの牡馬。母オレンディアは準重賞勝ち馬。叔父に、G1英ダービー優勝馬ウイングスオブイーグルスがいます。
バロダスタッドから上場される、上場番号196番の牡馬。父は、日本でも重賞勝ち馬ユニコーンライオンを送り出しているノーネイネヴァーです。半兄に、キングオブコージ、ハラジュクといった重賞勝ち馬がいる他、近親にはチャンピオンホースのガイヤースがいます。
目移りするようなラインナップのドーヴィル・セールに、ぜひご注目ください。