
▲昨年はシンリョクカが優勝(撮影:小金井邦祥)
新潟芝外回りは外有利率が高い。今夏に行われた芝重賞の関屋記念、新潟2歳Sはどちらもトラックバイアス「外有利」と判定した。
過去5年の新潟記念でも3着内に好走した15頭のうち11頭が5枠より外。そのうち6頭は8枠。
しかし、過去5年のうち、2020年と2024年のトラックバイアスは「内有利」と判定。
2020年、24年のように新潟記念では「内が荒れているが枠順は内有利」になるケースも多い。
騎手や騎手に指示をする調教師が外有利の馬場を意識すると、インコースを避け馬群が外側に寄る。すると、内を通った馬が恵まれるのだ。
先週のメインレース、新潟2歳Sをみても、各馬が極端にインコースを避けて走らせる傾向がみられるようになっている。開催最終日はさらにエスカレートすると外枠は不利を受けやすくなるのだ。
2019年に行われた新潟記念も「外不利」のレースになった典型的なパターン。
新潟記念を迎えるまでは外有利な決着が続いていた影響で、ほとんどの馬が内を通らないレースになったため、馬郡とペースが乱れて「内有利」のレースになった。
掲示板にのった5頭のうち4頭が4枠より内。唯一5枠より外から掲示板にのった4着のブラックスピネルは逃げて終始馬群の内側を走っていた。
今年は、誰が見ても内が悪い馬場。騎手も当然意識するだろう。ペースと馬群が乱れて、結果的に内枠、先行馬に有利な決着になりそうだ。

▲コスモフリーゲンを推奨(撮影:下野雄規)
コスモフリーゲンは道中からポジションも取れて、長い直線でも脚を使える馬。2024年、2020年、2019年なども「内馬場が悪いために内有利」なトラックバイアスで恵まれた馬と同じタイプ。
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