
▲昨年はクリスマスパレードが優勝(撮影:下野雄規)
昨年の紫苑Sはコースレコードを0.5秒も更新する1分56秒6で決着。コースレコードは同年の皐月賞で記録されていたもの。紫苑Sのレースレコードは2018年に記録された1分58秒0だったので、こちらは1.4秒も更新したことになる。
近年の中山芝は路盤の状態が年々良くなってきていたことに加えて、さらに昨夏は芝の張り替えが例年よりも広範囲にわたって実施されていた。今まで以上に時計が出やすい馬場になっている。
今年もJRA発表では昨年と同程度の範囲で芝の張り替えが実施されている。似たような馬場コンディションが想定される。
この週の中山芝は紫苑Sだけでなく、軽い馬場コンディションで好タイムが続出。かつてないほど良い路盤の状態になっており、ハイペースでも速い上がりが出しやすい。
京成杯AHもレースの上がりが33秒5。人気薄で2着だったタイムトゥヘヴンの上がり3Fのタイムは32秒4。中山芝重賞でレース上がりが33秒5以下になったのは史上初。
速い上がりをいくらでも出せるため、2歳戦を除いた7レースで連対した14頭のうち13頭が上がり3位以内。上がり1位だった馬は全てのレースで連対したように末脚のスピードで勝負が決まる。末脚のしっかりしたタイプを狙いたい。

▲ジョスラン(撮影:下野雄規)
ジョスランの前走カーネーションCはレースの上がりが34秒1。自身の上がりは33秒5で差し切って完勝。2着馬、3着馬も優秀な内容で走っていて、非常に価値が高い一戦。発揮したパフォーマンスはオークスの上位馬と比べても互角以上。
速い上がりを出せれば出せるほど高いパフォーマンスを発揮できる馬。昨秋から一新された直線でスピードを発揮しやすい馬場で高いパフォーマンスを発揮する馬だ。
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