
▲昨年はメイショウタバルが優勝(c)netkeiba
今開催、阪神芝は路盤の状態が良好で走りやすい。軽めの馬場コンディションになっている。
外回り(新馬、未勝利戦除く)は8レース行われ、3着内に好走した24頭のうち21頭が上がり5位以内。そのうち17頭が3位以内。最後の直線のスピード能力で決着するレースが多い。
一昔前の「高速馬場は前残り」の格言が通用しない馬場だ。
向正面からのスタートとなる1600mと1800mでは4番人気以下で3着内に好走した11頭のうち10頭が5枠より外。
先週日曜にメインレースとして行われたローズSでは二桁馬番が4着までを独占。直線でスピードに乗せやすい外枠の方が有利。
一昔前の「高速馬場は内枠有利」の格言も通用しない馬場だ。
2015年以降に阪神開催で行われた神戸新聞杯でも連対した12頭は全て上がり5位以内。そのうち10頭が2位以内。レース傾向、馬場傾向からも末脚が重要なレースになるだろう。

▲エリキング(c)netkeiba
エリキングの前走日本ダービーはトラックバイアス「外有利・ 」と判定。外枠からスムーズに運んだ馬が恵まれたレース。内枠で厳しい状況だったことを考慮すれば、上がりは最速で内容としては悪くない。
2走前の皐月賞も「外有利・差し有利」と判定したレースで内枠。近2走ともにトラックバイアスに恵まれず、力を出せていない。
特にこの馬は跳びが大きく、瞬時に反応する馬ではないため、自身のパフォーマンスを発揮する面でも多頭数の内枠は直線でスピードを発揮しにくい。
今回は少頭数に加えて前走日本ダービー出走馬とそれ以外の実力差が大きい。実質的に勝負に参加できる馬は限られるメンバー構成。ベストは外枠だが、仮に内枠だったとしても、影響は小さいだろう。
想定される軽めの馬場コンディションで直線が長いコースはベスト。デビュー以来、最高のパフォーマンスを発揮できるだろう。
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