
▲昨年はチェルヴィニアが優勝(c)netkeiba
京都の秋華賞は、馬場改修後の2023年以降は、直線で速い上がりを使えることの重要度がさらに増しているトラックバイアス。
実際に一昨年は勝ち馬が上がり2位、2着が上がり1位。昨年も上がり1・2・3位がそのまま1〜3着を占めた。
今開催の京都芝外回り重賞(京都大賞典、スワンS)でも、3着内6頭のうち最初のコーナー5番手以内は1頭のみ。二桁位置取り&二桁人気の激走も発生。先行粘り込みよりも「道中で脚を温存→直線で加速」が機能している。
週末は天候不安が残るが、現行の京都芝は路盤が良好。よほどの降雨でなければ軽めのコンディションを維持する可能性が高い。
馬場が軽ければ「直線の脚」が問われるトラックバイアスは揺らぎにくい。狙いは後方待機で弾けるタイプだ。

▲今週の推奨馬のセナスタイル(c)netkeiba
そこで面白いのがセナスタイル。
前走ローズSは「外有利・差し有利」かつオーバーペースの条件。外枠ながら内に潜ってロス最小の立ち回りを選択。
外をスムーズに走った馬のパフォーマンスを発揮できるトラックバイアスのため内に潜り込んだのは不利。
さらに同馬は大跳び。内を窮屈に走らせたことで、自身の能力も発揮できていない。
人気薄の好走ながら力を出し切った形ではなく、多くのファンが予想していたよりも強い馬だったのが3着に来れた要因。しかも、大きな不利を受けていたので上積み余地もある。
今度はスムーズに走らせれば、能力も発揮できて秋華賞のトラックバイアスにも恵まれるだろう。
馬場や枠順を考慮した最終予想はウマい馬券で公開する。
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